セミオート拳銃というと
どうしてもコルト社に傾倒してしまう
ワタクシDT10㎜AUTOでありますが、
トイガンライフ第7章、この光物ブームの時、
(S&Wのオートが欲しいなァ・・・)
( ´ - `).。oO
ぼんやりと考えておりました。
ガスブロで
スライドが引けて
光物で
S&W
ないのかなぁ・・・
・・・ありました。
ゲットしました。
どん
タナカワークス
S&W M1006 ガスブローバック
シルバーモデル
です。
コルトのオート・・・とりわけ1911については
拡張性の高いモノや先進的な機能もあるが
やはりベースが既に100年以上前の拳銃。
形状も含めて無骨なモノが多い。
対するS&Wのセミオートというと、
エレガントで丸みのあるイメージ。
ちなみにこのM1006は現在ではレアで
余り市場で出回ることがなく、
情報が少ない。
果たしてその質感は?実力は?
レビューしてまいりましょう。
スミース
アーンド
ウェッソーン
ワショーイ
(/・ω・)/
■外観■
コルトのセミオート拳銃と比較して、
個人的にどこか女性らしさを感じてしまう。
こうして画像に収めてみて
その理由を考えてみる。
そして一つの結論に至る。
(そうか・・・グリップだ・・・)
1911系のグリップというのは、
メインスプリングハウジングの形状もあるが、
直線的で端正にしてシャープ。
対するS&Wはくびれた丸みがあったり、
M59系の様にダブルカラムでグラマラスな
そんなモデルが数多い印象。
ま、あくまで個人的な話です。
■刻印■
スライド刻印はとても綺麗。
SMITH & WESSON が誇らしげ。
そしてトリガーの上には本銃のモデルNo.である
1006が刻まれている。
4505だと45ACP
1006では10mmAUTO
数字の頭が口径を表して、
その後にモデルNo.が割り振られている。
S&W のブランドロゴ。
鮮やかに刻まれている。
スライド右側にも刻印なのですが
その文字というのは
「説明書をよく読んで」というもの。
これ、実銃もこうなん??
■グリップ■
なんとなくパックマイヤーを模して
製作された様に感じるな。
グリップは樹脂製ですが、非常に出来が良い。
ロゴの再現性や握り心地は大変素晴らしい。
グリップのロゴは左右両方に付いている。
■フロントサイト■
ホワイトのドットあり
■リアサイト■
ノバック形状のサイトですね。は
ワタシは好きです。
コレコレ!ココ!
後ろにドットが入ってて見やすいの!
フロントにもドットがあるから、
サイティングしやすい。
長年この趣味に身を置いているせいか、
自然と手首で前後サイトを合わせてしまう、
それも無意識に。
そんなワタシにはノバックサイトが
非常に使いやすい。
■スライド■
画像で見て
「汚れている」様に見えてたらゴメンなさい。
実はコレ滑り止めのステッピングが
元から入ってるんです。
さすがタナカワークスさん
仕上げが凄い。
■エジェクションポート■
10mmAUTOの日記
じゃなくて
10mmAUTOの刻印
ワタクシ10mmAUTOという弾薬が好きです。
そのストッピングパワーから扱いにくいという
レッテルを貼られてしまうが、
コアなファンに支えられ今もなお
10mmAUTOという弾薬は使われている。
確かにメジャーではないけれど、
撃ち手を選ぶジャジャ馬である事も間違いない。
そんなどこか尖った性格が好きなのサ。
■マズルフェイス■
ライフリングが再現されています。
この角度ですとインナーバレルは
真鍮の色が僅かに反射して見えるのみ。
ここまで来てようやくインナーバレルが見える。
■トリガー■
この位置から分かる通り、
ダブルアクショントリガーです。
■セイフティ■
アンビセイフティです。
左右どちらからでも操作できます。
ちなみにこのセイフティには、
デコッキング機能が搭載されており、
安全にハンマーをダウンさせる事ができます。
■ハンマー■
今までの画像の角度だと、ハンマーは見えず、
一見ハンマー内臓型?と思われた方も
いらっしゃるかもしれません。
実は
ココにあるんです(笑)
リボルバーでいう「デホーンドハンマー」
それらしい佇まいをしていて、
この形状だと任意的にコックするのは
難しそうですね。
普段はスライド内におさまっていますが、
スライドをコックして
ホールドオープンを解除すると
ハンマーコニャニャチワ
トリガーを引くとハンマーが落ちて、
またスライド内にかくれんぼ。
それにしても
なんでデホーンド?
なんでスライドにかくれんぼ?
ひょっとしてコンシールドキャリーを
念頭においてデザインされてるのかな?
いずれにしても、現代セミオート拳銃として
洗練されていると思います。
■マガジンキャッチ■
もちろんライブです。
マガジンは自重で落下します。
コレがマガジンですが、
現代のガスブロとは少し違います。
残弾インジケーターに薬莢の装飾・・・ではなく
これはガスタンクです。
注入は底部から行います。
ココまではフツーなんですけどね。
装弾数は11発としておきます。
「しておきます」??
多分あと1発入りそうなんですが、
無理して入れるとフォロアースプリングが
絡まってダメになりそうで怖いので
11発で堪忍してつかぁさい。
で、
このM1006は、ガスブロ黎明期のモデル
そのため少し現代ガスブロセミオートとは
構造も機構も違う。
マガジンを上から見たところ。
一般的なガスブロならブリーチにガスを送り込む
ガスルート・パッキンがあるはずなんだわ。
銃の中を下から覗いたところ
拡大すると
???
所持してる人または
所持していた人ならばお分かりかと思いますが、
タナカワークス最初期のガスブロで、
マガジンとタンクが別体式だったアレ
要するにコレはマガジンとガスタンクが
晴れて一体となってモデルアップされ、
現代風ガスブロに一歩近づいたものなのです。
バルブを叩くことでガスを放出するのではなく、
マルゼンM870/1100のデタッチャブルタンクのように
銃本体に内圧を掛けてトリガーバーで
ガスを放出する方式なのデス。
黎明期のガスブロによく見られた方式です。
ワタクシ、大人になってから
タナカワークスさんの製品をよく手にしますが
子どもの頃は高くて手が出なかったメーカー
しかしこうしてガスブロ黎明期の頃や
カート式ガスリボルバー、そして
現代で言えばペガサスシステムに
カート式ボルトアクションライフルなど
ファンを魅了する様々な製品を
この世に送り出している素晴らしい企業。
昭和も平成も、そして令和の現代も
イイお仕事なさってますねぇ
( ・ω・)ノ””
というわけで静止画によるレビューは以上。
次の記事では動画で作動の状況を
ご覧いただくのデス。
S&W M1006の記事は
続くのデス。
( ˘ω˘ )