DT10mmAUTOの日記

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またガスリボルバーをもらった ~マルシン S&W M586 メタルフィニッシュ~

元々は友人の銃だったのですが、

平成3年頃「スコープにガタがあり、しっかりと留まらないから直してほしい」・・・と預かったものです。

しっかりと取り付けをして友人に返したのですが、いつしかその友人たちも一人、また一人と、この趣味から離れてしまい、結局いらないからアゲルよ・・・ということで頂戴することになりました。

 

今回の記事はこの銃です。

どんん

 

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マルシン S&W M586 357magnum 「メタルフィニッシュ」

 

光の加減でM686に見えなくもナイですケド、

れっきとしたM586です。

 

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スコープがついていて、ごく一般的なM586とは異なる空気を醸し出していますが、このマウントもスコープも、当時のマルシンのオプションとして取り扱われていたものです。

 

このころマルシン製ガスリボルバーは過渡期にありました。

■メタルフィニッシュというグレードが存在していた

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どうですか?この質感( `ー´)ノ

ヘビーウェイトとも異なるこの薄汚れた感じの仕上げですが、「メタルフィニッシュ」というグレードで、発売されていました。

 

■シリンダーが自主規制のためインサート入りになる

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初期型のマルシン S&W M586は、貫通シリンダーでしたが、このモデルは中期型(?)で、シリンダーにインサートが加わりました。実包の装填を不可にするための取り組みだったようです。

 

■カートリッジの形状がフルサイズ風から空薬莢風へ変更

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現在ですとクラウンがそうなのですが、マルシンもフルサイズ風カートリッジから、空薬莢風のカートへ変遷しています。

 

また、このカートリッジは、もう一つ「ある部分」が変更になりました。

それがコレ、

 

■使用するBB弾は専用品でないと不具合が出てしまう

左:エクセルバイオBB    中:普通のBB弾     右:SMブルー弾     

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お分かりいただけます?この違い

パッキンの保持位置違い・・・つまり、BB弾の外径がそれぞれ微妙に異なるのです。

 

この当時のマルシンの純正BB弾は右の「SMブルー」で、普通のBB弾より若干口径が大きかったのです。そしてその専用としてパッキンが作られていたので、普通のBB弾ですとパッキンが緩くて保持できず、ちょっとした衝撃でBB弾がパッキンから漏れてしまいます。

純正SMブルー以外の弾を使用すると、画像のようにユルユルなため、そのまま弾が下に落ちてしまうのです

(;´・ω・) ツカイニクイ

 

よくヤフオクでマルシンのガスリボルバーについて「経年劣化のため弾ポロします・・・」なんていう説明書きを見ることがあるのですが、これはパッキンの劣化ではなく、そもそも通常のBB弾用ではなく、若干大きめの専用パッキンだから・・・これがその理由です。

 

というわけで、恒例の初速計測に参りたいのですが、先述のとおりで純正BB弾を使用しないと、その実力が正確に出ないため、今回は貴重なSMブルー弾を使用することにしました。

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www.youtube.com

弾は純正のSMブルー弾

重さはわかりませんが、ノンHOP時代の銃であることを考えると、おそらく0.12g程度ではないかなと推察します。

【初速】

1発目・・・52mps

2発目・・・53mps

3発目・・・66mps(??)

4発目・・・52mps

5発目・・・58mps

6発目・・・54mps    

 

今回も壊れることなく無事に発砲できました

(;・∀・)ヨカッタ

 

数値だけを見ていると、以前書いた記事(~追い求めてリボルバー~)のように神経質にならずとも「これならガスリボルバーも悪くないんじゃない?」と思うのですが、本体価格が¥8,500(くらいだったと思う)を踏まえると、

■エアコキほぼ同じくらいの初速しか出ておらず、

■価格帯がオートの固定ガスガン(MGCのM459とか)とほぼ変わらないくらい、

■しかもオートに比べて命中精度が低く、

■装弾数もリアルカウント・・・

(;一_一)

 

どうしてもあの当時は撃ち合いに使用するためのメリットがあまりなかった・・・というのが当時の私の見解だったのです。

そのためこの平成3年頃までの私が所有していたガスリボルバーは前出のS&W M19とこのM586の2挺のみで、いずれも友人の不要になったものを頂いたので、自分で購入することはありませんでした。

 

しかし部屋でこのマルシン S&W M586を手に取って、スイングアウトや装填排莢を繰り返しているうちに、この銃が段々と手になじんできて、一つ一つの作動音に心が吸い込まれていくような感覚を味わいました。

ドラマや映画の登場人物がリボルバーをホルスターから抜いてシリンダーをスイングアウトしてプレスチェックをするシーンや物陰に隠れて排莢したあとに一発ずつ弾を込めるシーンなど、部屋の中で何となく一人芝居をしながら、そのキャラの想いに自分を重ねてみたくて、気が付くと常にリボルバーを手に、フィクションの世界観に浸るようになっていました。

 

 

そうです。

 

「やっぱりリボルバーって最高(*'▽')」

 

 

後程記事にアップしますが、こうして無事にマルシンのガスリボルバーにも、どっぷりとのめり込んでいくことになりましたさ。

 

メデタシメデタシ(・ω・)ノ