よくYouTube上で、福袋の開封動画ってアップされていますね。「5万円の福袋買ってみた」「新年1発目の〇〇」みたいなタイトルのアレです。
私も過去に一度、福袋を購入したことがあります。
で、その時に入手したものがこちらです。
どん
カナマル チャーターアームズ アンダーカバー44スペシャル ガスガン
と、
どんどん
同じく
カナマル チャーターアームズ ブルドック44スペシャル
この銃の口径である「44スペシャル」というのは、44マグナムよりも少しパワーを抑えたカートリッジのことで、357マグナム⇔38スペシャルと同じような関係性(開発の経緯は異なるけど)があると、YouTubeの中でDaijiro357さんという方が動画で説明されています。日本語で詳しく説明をしてくださるので、チャンネル登録していつも楽しく拝見しています。
で、今回のこの銃の紹介ですが、前出の記事「~追い求めてガスリボルバー~」においても紹介した通り、「ガスリボルバー黎明期の珍機構」を備えた銃で、特にこのチャーターアームズという日本ではマイナーなメーカーの銃をモデルアップし、尚且つ珍妙なこの機構により、さほど商業的に成功したトイガンではなかったようですが、今こうして改めて触れてみると、非常に味わいのあるリボルバー(?)で、持っていてよかったなと感じる一挺です。
「珍機構」と述べましたが、これはもう百聞は一見にしかず。
今回は初速計測とは別で、作動している動画を先にお送りします。
どぞ(・ω・)ノ
そうなんです。外見はリボルバーですが、中身は固定オートなのです。
この仕組みはマルゼン・タナカも過去に取っていた手法でした。
このカナマルのシリーズは全てマガジン式で、しかも予備マガジンが何個かおまけで付いてきます。
発射手順はこんな感じです。
まずはシリンダーをスイングアウトします。するとびっくり
あらら??スイングアウトすると、射手側から見たシリンダーの左半分だけがスイングアウトされます。
んで
ココに収まっているのがロータリーマガジンです。
これを取り出します。
ロータリーマガジンを正面から見ると、下半分の場所に何やら矢印が書いてあります。
何々・・・左にってか?
するとゼンマイの様に上皿(?)が回転してBB弾の装填ができるようになります。
下皿の丸穴から一発ずつ装填
・・・めんどくさっ(;´・ω・)
左:装填済み 右:未装填の状態
BB弾は10発入ります。
BB弾をこぼさないように銃に装填。
何となくスピードローダー気分カモ(´-`*)
では装填完了したところで、初速計測を開始しましょう。
2挺続けて、どぞ(・ω・)ノ
使用したBB弾はいつもの0.2gバイオ弾です。
■ブルドッグ■
1発目・・・43mps
2発目・・・40mps
3発目・・・37mps
4発目・・・エラー
5発目・・・エラー
6発目・・・エラー
7発目・・・エラー
8発目・・・エラー
9発目・・・32mps
弾速計の調子が悪い(;´・ω・)
■アンダーカバー■
1発目・・・47mps
2発目・・・41mps
3発目・・・34mps
4発目・・・34mps
5発目・・・33mps
6発目・・・32mps
7発目・・・32mps
8発目・・・32mps
9発目・・・32mps
10発目・・・33mps
今度は10発全部計測できた。
当時の軽量弾を用いたとしても、最大初速で恐らく60mps何とかとどくかなくらいのものですが、カート式リボルバーに比べればそれでも装弾数・初速とも少しこちらの方が優位だったといえます。
何よりもこの銃をみていつも思うのが、当時の玩具を開発してくれていた人たちのアイデアや苦労のおかげでこうした珍機構が生まれ、それが今日のテクノロジーに対する感謝の気持ちにつながるな・・・ということです。
で、
この銃は福袋で購入したと冒頭触れましたが、この2挺以外にもホルスターが入っていました、
6インチのオートマチックまたはコンペンセイターを装着した銃が入るサイズです。
で、
その福袋の中身の全てがこれです。
どんどんどんどん
何じゃこりゃ??
(; ・`д・´)
ブルドッグとアンダーカバーが2挺ずつ???
値段は忘れましたが、買ったときとても腑に落ちない気がしたのをよく覚えています。
ですが、あれから20数年後も、こうしてこの4挺はガンロッカーに並べて飾ってあります。
もし今の時代だったら、YouTuberで開封動画を上げるんだろうな・・・
( `ー´)ノ