今回紹介する銃はこちらです。
思春期の頃に憧れた銃で、購入した時は念願が叶い、それはもう夢のような瞬間でした。
どん
コクサイ コルトパイソン 357マグナム ガスリボルバー
COLT PYTHON 357magnum
クローズアップします。
刻印はしっかりと彫られていてます。
反対側もキレイに彫られていて、マルシンとは異なり、デフォルメされた様子はないです。
残念なことに、こちらがらのメダリオンを紛失してしまいました。あとで取り付けしようと思ってどこかにしまったまま紛失してしまったのです
(;´・ω・)
ガスはグリップ底部からの注入です。コクサイのこのプラグリップはあめ色で木製グリップのような輝きを放っていて、とても好きです。
このモデル特有の持病といいますか、欠陥と言っていいのか・・・
リアサイトの浮きが出てしまいました。コクサイのパイソンはこの子を含め何挺か購入したのですが、ほぼ全て同じ症状が出てしまいました。
かつては「リボルバーのコクサイ」と言われた同メーカーですが、その所以がここです。HKS製の実銃用スピードローダーを使用するとわかるのですが、ここがぴったりはまるように形成されています。コスト削減の影響でカートリッジに刻印はありませんが、細かい部分の再現性が非常に高い・・・これがその所以でしょう。
この銃は平成7年頃に新品で購入しました。
前出のグンゼ産業 S&W M586エアリボルバー、でリボルバー魂に着火をしてしまった私・・・私の愛読書「the EDGE」と同じく、少年ジャンプにて、かねてからの憧れであったあの物語の主人公の様に、いよいよこの銃を手に入れることになりました。
もちろんその主人公は
冴羽 獠
1990年頃、テレビアニメの「シティーハンター3」が放映されていて、私はなぜか最終回だけを録画していて、何度も何度も見ました。内容はギネスコーポレーションという組織と対決する・・・だったと思います。
その物語の中で、主人公の冴羽獠が、走りながらスイングアウト→排莢→リロード、そして後ろを振り向きざまに発砲→後ろの敵を一人を仕留めるというシーンがあります。
このシーンが頭に焼き付いてしまい、今回は新品購入時に、予備カートリッジも6発一緒に購入しました。
夢にまで見たリボルバーとスピードローダーのあるエアガンライフ・・・
嗚呼・・・最高・・・
それからの私は、夜中にこの銃と予備の弾をもって、自宅の敷地内で一人CQBをして、物陰から銃を撃つ・排莢→装填の練習をしていました。
いい年こいて、とても人様には見せられないような悦な時間を過ごしていました
(〃ノωノ) イヤン
学生の頃に見ていたシティーハンター、特にシティハンター3のオープニングテーマであった「Running to Horizon」がかかると、テレビに食い入っていました。
当時まだ思春期真っただ中だった私が、シティーハンターを見るたびに、「一体『大人』ってどんな感じなんだろう・・・」と、胸を弾ませていたころです。
主人公の冴羽獠がコルトパイソンを片手に敵を打ち抜く様は、とてもカッコよく見えました。
おそらくこの漫画があったおかげで、このコルトパイソンも日本でもっとも有名なリボルバーとなったのでは?と思います。
ではガスを注入して弾を装填し、恒例の初速計測です。
いつもの0.2gバイオ弾を使用し計測しました。
どぞ(・ω・)ノ
1発目・・・16mps
2発目・・・33mps
3発目・・・エラー
4発目・・・17mps
5発目・・・27mps
6発目・・・46mps
7発目・・・36mps
8発目・・・21mps
9発目・・・34mps
10発目・・・32mps
11発目・・・31mps
12発目・・・32mps
うーん、
上下動が激しい
(;´・ω・)
ピークパワーでも46mpsと、マルイのエアコキと同じくらいの初速しか出ていない。
実はこのモデルは「スナイピングシステム」というコクサイのHOP搭載モデルです。
通常であれば0.2g、強いHOPでも0.25gくらいでセッティングされているはずなのですが、この銃は0.3gくらいの弾を使用しないと、HOPが強すぎて弾が空に向かって発射されてしまいます。しかし重量弾を使用するということは、イコール初速がさらに低下することを表しています。
前出の記事の中で、当時の冗談として「コクサイのガスリボは白いBB弾で発射すると、手で叩き落とせる」というフレーズがあったのですが、あながち冗談でもないような気がします。
この銃は経年劣化でHOPパッキンがちぎれてしまいました。後程修理も兼ねて一度分解してみます。
思春期の頃に憧れたコルトパイソン、いつか冴羽獠の様に、自宅で射撃の練習ができるような環境を作りたいなと思い続けて、ようやく念願が叶った今現在、手に入れたコルトパイソンをこうして手に取って眺めていると、「早く大人になりたい」と背伸びして、シティーハンターに夢中だったころの自分を思い出します。
大人への入口を探していた頃の思い出がよみがえってくる・・・そんな一挺です。