大学からの友人であり、ともにレース活動をしてきたkくんのためにベレッタを買いに行った店で、自分に火がついてしまい、ガンライフ第2章をスタートさせた私。
このお店は22:00の閉店(当時)営業していると聞き、以後はほぼ毎日仕事が終わるとお店に足を運び、シューティングレンジでインフィニティを撃ちまくっていました。
ひとしきり撃ち終えて、お店の外で煙草を吸うか、店内のディスプレイを眺めるかして過ごしているうちに、ふと目に留まった銃がありました。
そして購入したのがこの銃です。
どん(小さめ)
タナカワークス S&W M36 チーフスペシャル HW
前出の記事のスタッフUさん。彼にこの銃のことを聞いたら、何とガスリボルバーなのにオート並みのパワーを持っているというじゃありませんか!
そうです、2002年、私は初めてペガサスシステムというものに触れることになったのデス。昭和の鉄砲ごっこから、背中にエアタンクを背負って撃ち合う外部ソース式(当時BV式っていうより振動バレル式とかPVも固定バレル式っていう方が一般的だったような)、そしてようやくその時代のテクノロジーに触れることができました。インフィニティの強烈リコイルや、こんなにコンパクトな銃が高パワーで発砲できる。しかもHOP付き。もう最高だ。
レンジで試射してみる。「ポンッッ!!!」という元気な発砲音と、すごいスピードで飛んでいくBB弾。ガスリボルバー自体に失望していて、サバゲーで使うなど夢のまた夢・・・ましてやスナブノーズなんか・・・と思っていた私にとって、このテクノロジーはまさに夢のシステムでした。
しかし、その新時代は衝撃の事実とともに、スタッフUさんの口から、私に告げられたのです。
私:「いやータナカがこんな銃を作るとはすごいね!これじゃMGCもうかうかしてられないよね(*‘∀‘)」
するとUさん
「あ・・・久しぶりにこの世界に戻って来たって言ってたから、知らなかったんですね?
MGC、今は、もうないですよ
・・・
・・・
・・・ぇえええええっ!!??
(゚Д゚;)
うそだ!93R、スナイパーカービンだってキャリコだって、ナストフは?M645は?キャスピアンは?
Uさん:「MGCはこの事業から撤退しているんです」
マジか・・・と事実をまだ受け入れ切れていない私に、さらに彼の口から次の事実
Uさん:「JACもトイテックもなくなっちゃいましちゃいましたしね」
・・・ぇえええええっ!!??
(゚Д゚;)
うそだろ?あんなに大勢の人が・・・
みんなM16とかM203使ってたじゃん・・・
私の第1章・最後のサバゲとなった1995年の頃、まだ電動ガンの選択肢が今ほどなかったことや、チューン方法が確立されていなかったこともあり、まだまだBV式が優勢でしたが、この7年間くらいの間に市場は電動ガンによるサバゲーに移行しており、ハンドガンもMGCの固定スライドではなく、ガスブローバックに移行していたのです。
「〇気圧」
「レギュレータ」
「下痢弁」
「SCS」
「カウンターウエイト」
「ホースレス」
「悪魔のキャリコ」
全てが死語・・・
確かあのお店、外装が緑色と黄色っぽかった気がするのですが、その事実を知った後、そとの喫煙所で煙草を吸っていた私には、もはや周りの風景がセピアにしか見えなかったです。何だろう、衝撃を受けすぎてコーヒーの味もしなかったのをよく覚えています・・・。
このブログをごらんになっている方で、私のようなエアガンライフ復活おじさん、いらっしゃいマスよね?こんな衝撃なかったですか?衝撃の事実に、味がわからなくなるほど思考回路がしびれること・・・
特に子供の頃や若かりし頃に「これ常識っしょ」的なイメージを持っていたものが覆されていたり、特に今回のケースでいえば
アサヒ
トイテック これらのメーカーは最上位、まさに花形だったじゃないですか。
それがもう無いなんて・・・ペガサスのような新しいテクノロジーの襲来と大手メーカーの去就に時の流れを感じました。
というわけで、私のブログ第2章はそんな時代の中にあり、めげずにこの道を突き進むおじさんのストーリーなのでアリマス!
さぁ、クローズアップです(・ω・)ノ
最初、HWとABSと2種類ラインナップされていたのでABSを買おうと思ったのですが、あいにくとABSモデルが当日は売り切れていたようで、本当は価格の安いABSでいいやと思っていたので再入荷を待つつもりでいたのですが、スタッフのUさんの勧めもあり、当日のうちに、このHWモデルを買うことになったのです。あれから19年、HWにして本当に良かった。
どうです、このサイドプレートのヤレた感じ、そしてシリンダーの回転痕・・・
木グリと相まって、ヴィンテージのスミスって感じで気に入っています。
見えますか?
拡大するとこうです。
このチーフスペシャルをはじめ、基本的に所有しているタナカのペガサスリボルバーは、全てマルイのVパッキンに部品変更してあります。
元のパッキンだと、0.3gまたは0.36gの弾を使用しないとHOPがキツすぎてまっすぐ飛んでくれませんし、抜弾抵抗が強すぎることで、発射したBB弾がカーブ・シュート・ドロップなんでもござれの状態になってしまいます。そこでこうしています。
現行型では幾分こうした傾向も改善され、ペガサスもよく当たるなんていうネット記事も見受けますね。M327とか、近代リボルバーはまだその魅力が自分にはわかりませんので、しばらくは旧型と向き合う毎日ですね。
そしてこの銃は現在グリップ交換をされています。
この理由はあとの記事でアップいたします。