私はいつも記事を書くときに、事前に撮影を済ませてそこから文章を起こすのですが、この事前撮影の時に、タイムスリップによる現実と再度向き合うことになるのデス。
そのせいで初速計測の前にもたついてしまいました。
何があったのかは、以下、経過を含めてお伝えします。
(・ω・)ノ””
マルシン製のガスリボルバーは現在
・S&W M10
・S&W M586(M686)
・S&W M29(M629)
・S&W M36(M60)
・S&W M49(M649)
・マテバ
・コルト アナコンダ系
・スタームルガー ブラックホーク
・スタームルガー レッドホーク
・ポリスリボルバー
ざっと、こんなもんでしょうか?
このうち、M10~M49まで、上の5機種については、当時とほとんど基本設計が変わっておらず、若干のマイナーチェンジを繰り返して今に至っています。
ですので、ビスの位置からフォーシングコーンの仕組み、下手するとスプリングまで当時のモノと現行モデルのモノで共通部品があったりします。
ということで、すっかりと「問題なくイケる」と思い込んでいる・・・というかそういう問題があることすら認識していない私が直面した現実は・・・。
初速計測の準備を始めている時に、銃にガスを注入し、ドライファイヤでガス漏れや噴射状態をしっかりと確認し、カートリッジにBB弾を込めて、スピードローダーを取り出して、準備したその時です。
「・・・?」
「・・・??」
「あれ・・・??」
「てか・・・入らない・・・」
「えぇぇぇっっ!!!」
M586用のスピードローダーに、
カートリッジが入らない。
(;゚Д゚)
このマルシンのカートリッジは、リムが明らかに大きく、スピードローダーに刺さらない。
そこで、いくつか所有している「357マグナム」のガスリボルバー用カートリッジのリムを計測することに相成りました。
まずはマルシンM586初期型のトップブリッドカート
12㎜
次に、M586用のスピードローダーがぴったりあう、コクサイ357マグナムカートリッジ
を計測したら・・・
なんと11㎜ (;゚Д゚)
次は現行M586用のXカートリッジ
これならどうだ!
↓
11㎜
\ ちーん /
(;´・ω・)
マジかーっ。
・・・でも待てよ
確か最近、これと同じことあったな・・・
・・・
そうだ!
これ!
ピッタリじゃないけど、11.5㎜
(≧◇≦)
なんと12㎜に近かったのは
「クラウン オーセンティックカート」です。
以前、汎用スピードローダーが使用できず困っていたところ、クラウンは専用スピードローダーを販売していました。それを購入して2個持っていたので、これで悩み解消と思って試してみまシタ。
しかし
リム径は同じ、カートリッジを装填出来たけど、
リムの厚みが違い過ぎて、ロックしても抜け落ちてしまう。
ミ””(ノ_ _)ノ
ならば・・・(; ・`д・´)
M29用のスピードローダーならいけるんじゃなかろうか??
ダメだぁ
(/ω\)
今度はリム径が足りねえ。
・・・で、ここでふと
実銃カートリッジでいう
357マグナムよりも太くて
同じく実銃カートリッジでいう
44マグナムよりも小さい
これこれこれ!
コクサイ S&W M29用 スピードローダー
リム径も12㎜ジャスとぉぉ
コクサイの44マグナムカートリッジは、他社のモノよりも若干スリムで独自の径でしたので、これならいけるはず・・・と思い、カートを指してロックを回す・・・
すると
ピッタリだー!
横から見てもばっちり!
というわけで、これで動画を撮影しようと思い、装填・・・
出来なかった
(ノД`)・゜・。
LフレームのボディにNフレーム用のスピードローダーは径が大きく、カートリッジをくわえ込むことはできても、これ以上先に押し込むことはできず、弾の装填は出来なかったです・・・。
ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが・・・
「先端だけ適当にシリンダーに充てて、後ろからロックを解除すれば?」と。
これは出来ないんです
(ノД`)・゜・。
コクサイのM29用スピードローダーは、HKS製のように後ろからロックを解除するのではなく、スピードローダーをシリンダーに押し付けることで、ロック解除されます。
そのスイッチが本体のカートリッジ挿入部にあるため、奥までローダーを差し込まないと装填ができないのデス。
というわけで、家にある全てのローダーで試してみましたが
全て使えない
という結果に終わりました。
というわけで、初速計測における動画撮影のリロードは、手作業で一発ずつ・・・以上の様に確定いたしました。
おおらかな時代だから
リム径もおおらかだった・・・
オジサンの若かりし頃の、現実でした
(;´・ω・)