DT10mmAUTOの日記

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~好きすぎて PPCカスタム~  「決断」

ヤフオクで3年ぶりに姿を現した

MGC S&W M29 PPCカスタム 6.5インチ ラウンドバレル

 

 

 

 

 

ただし

 

 

 

 

 

 

設定金額は、新品のスタンダード電動ガンなら10挺、ハンドガンなら20挺くらい買えるくらいのトンデモナイ即決金額・・・

 

 

出品期間中、頭の中の「天使」と「悪魔」は毎日ケンカを続けていて、私も考えました。

 

・探し始めた2002年から、ヤフオクを含めても6年で2挺しか現れなかった

・この銃の実物を見たことがある人に出会ったのは6年間で2名だけ

・前回の出品から今回まで、もう3年も出品が無かった

・何軒のガンショップを回ったか数えられないくらい

・この機会を逃したら、またこの先何年もこんな毎日を過ごすのかもしれない

・給料何か月分もつぎ込むなんてさすがにちょっと・・・

・今日も帰ったらパソコンでオークションを見るんだろうな

・もう師匠のセブンショットPPCがあるじゃん

・誰か買おうとしている人はいるんだろうな

三浦友和さんや柴俊夫さんは当時どんな思いでこの銃を構えていたのだろう

・レプリカも3挺、しかも1挺はMGCベースだし「ほぼ本物」持ってるじゃん

・迷っているうちに誰かが落札してしていたらどうしよう・・・

 

 

 

 

 

そして考えに考えた結果は・・・次の通りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今まで、この銃を手に入れるために

多くの時間と労力を費やしてきた。

そして色々な場所へ赴いた。

その時間も労力も決して無駄ではないが、

これから先はどうなるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ労力をもって時間を費やすことが

自分の人生にとっていいことなのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追い求めることに時間を費やすのではなく、

この銃を所持して満たされる時間を過ごした方が

有意義なのではないだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや・・・間違いなく有意義である」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと考えがまとまり、そう思い立った2008年4月のある日の午後、

私は仕事のため車で神奈川県横浜市に来ていました。

忘れもしない、その日は雨が上がったばかりの曇り空でした。

 

 

路肩に車を停めて、車から降りると、

空からうっすらと日が差してきました。

 

ポケットからケータイ(当時ですから二つ折りのガラケー)を取り出し、

ヤフオクの画面へと進み、深呼吸を一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落札する」ボタンをポチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

おめでとうございます!

商品を落札しました!

 

 

の文字。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・終わった・・・な」

 

 

 

 

こうして1999年の西部警察の再放送でみた

三浦友和さんのプレスチェック「立花ァ・・・ッ」のシーンから端を発し、

2002年から6年間、毎日続いたPPCカスタム探しはゴールとなりました。

 

 

 

 

このPPCカスタム探しを通じて、私自身に変化がありました。

 

 

私はどちらかというと貧乏性で、お金を浪費してしまうことに罪悪感があり、つい安物買いをしてしまったり、安上がりな方法で中途半端な結末に自分で自分を納得させたり、そのおかげで過去を振り返って後悔してしまうこと・他人をうらやましく思うことが多々ありました。

 

今回の決断で「本物に満たされる時間のため」に前向きな行動ができるようになったのです。

モデルガン1挺の金額としてはありえないくらいの高価な買い物でしたが、今の私は胸を張って・・・

「この銃とめぐりあうため、ありとあらゆる手段を尽くし足を運んだ」

「この銃が欲しいから頑張って働いたお金を使った」

「この銃をカッコよく飾る部屋のために日々頑張っている」

 

・・・と、はっきり言えるのです。

 

 

 

MGC S&W M29 PPCカスタム6.5インチ ラウンドバレル

 

 

 

この銃は私の生き方を大きく決定づける銃の一つになりました。

 

 

 

・・・つづくのです。