入札後、入金を済ませて数日後、PPCカスタムが手元に届きました。
6年もの間、一日たりとも忘れたことはなかった幻の名銃。
まずはケースの外観です。
ケースの上蓋にはシボ加工がされていますが、光の加減でご覧になれますか?
そしてケースのロックを解除して上蓋を開くと・・・でました。
いつもの「どん」じゃなくて、
パシューン・・・ッッ!!(←独特な銃声)
MGC S&W M29 PPCカスタム 6.5インチ ラウンドバレル
ノーマルのM29がスレンダーなスタイルなのに対し、このPPCカスタムはリブサイトとブルバレルの装着により、重厚な外観をしています。また実銃の世界ではあまりないとされているNフレームのPPCカスタムのため、その重厚感たるや、凄まじいものがあります。
そして付属品 その1
(・ω・)ノ MCWの金属プレート。
これがMGCのカスタムワークスで製作されたことを表しています。
つづいて付属品その2
パッと見ると何だかわかりづらいですが、ゴムでできたスピードローダーです。
(・ω・)ノ
まだまだ付属品 その3
「MCW」のロゴが入った分解用工具
(・ω・)ノ
そして付属品ではありませんが、PPCカスタム専用の品があります。それはカートリッジです。
通常、モデルガンのカートリッジは真鍮でできていて、そのままの地肌であることがほとんどですが、このPPCカスタムについてはM29・パイソンとも、専用品としてシルバーのカートリッジが付属しています。
きちんとリムに刻印まで入っています。
トクベツな箇所としては、まず何といってもリブサイトとブルバレルでしょう。
刻印は「MGC CUSTOM GUN WORKS」となっており、
右側にはシリアルナンバーの刻印があります。
PPC探しの旅の途中、この銃の実物を見たことがあるという人に聞いた話ですと、生産された数は400挺あるかどうか・・・ということでしたが、真偽のほどはわかりません。
しかし過去何度かオークションやネット通販等で出品・販売されたモデルを見る限り、確かに400番台以降のシリアルは見たことがないのです。もしご存知の方がいたら是非教えていただきたいです・・・といったところで情報がっ!
詳しい生産数はこちらにてご覧ください。
deltaelite-10mmauto.hatenablog.com
↑の記事のコメント欄に、その生産数を教えてくださった方がいらっしゃいます。
私と同じく、このPPCカスタムの虜になってしまった方の情報です。
↓
続いてPPC専用部品として「隠れたアイデンティティ」と申し上げてもよいかもしれません。金属製のヨークとロッキングボルトです。
これらは専用部品のため、単品ではまず見つけることは不可能だと思います。もし見つけたらかえって銃本体を見つけるよりも貴重な体験カモしれません(笑)
そしてグリップ。これは木製です。
なぜかこのグリップだけは中古でごくまれに見かけるのです。かく言う私も中古品で2挺分購入しています。以前の記事で紹介した「レプリカPPCカスタム3兄弟」のうち2挺に装着しているのがそれです。これは当時別売されていたということでしょうか・・・?
もう30年以上前の銃ですし、メーカーのMGCがなくなってますから、ご存知の方もいらっしゃるかどうか・・・。
リブサイトのマズル付近です。
「WINGED」という刻印があります。
続いてリアサイト。
「BO-MAR」の刻印がありますね。
この銃を構えて実際にサイティングしてみると、このリブサイトは非常に狙いやすく、「だいたいこの辺に撃ち込めれば」的な時、瞬時にサイティングすることができるので、スピードシューティングに向いているカモです。
※ ↑ 個人の感想です(笑)
タナカのペガサスでつくったPPCカスタムレプリカで的撃ちしているとそれを実感します。つい適当に撃ってしまいます。ですが、ブルズアイ競技ではなく、プレート競技ならば、このリブサイトは非常に有効性を感じます。
次の記事では、実際の作動の様子などをアップします。
・・・つづくのであります。