(・ ・?)
突然ですが、このパーツ・・・
何だかわかりますか?
実は自宅の部屋の中で、数か月間埋もれていたパーツなのですが、このパーツが組み込まれた銃をベースにカスタムガンを作ることにいたしました。
現在製作途中ではありますが、その途中風景はコレです。
どん
反対側サイドのビューも
どん
この銃について、こちら側から見ると、ベースが何なのかお気づきの方がいらっしゃると思います。
今回、ベースにしたのは
MMC M16A2 PV式ガスガン
であります。
簡単に説明しますと、MMCは、1980~1990年代に活動していたLS~エルエス~というメーカーから分かれたメーカーで、ラインナップもLSに近いものが多く見られました。詳細は分かりませんが、どうも方向性の違いからLSの中で分裂があり、分かれて出て行ったのがMMCだったという説があるようです。
なお、現在はすでにこの会社は存在しておらず、活動していません。つまりMMCのモデルは絶版になってしまったということでアリマス。
そしてこの銃をベースに、作るものは、
RDIストライカー12 ストリートスイーパー(風)です。
以前、マルゼンのレミントンM1100をベースにしたRDIストライカー(風)は作成しましたが、今回、私の部屋で約半年以上も分解されたパーツのまま、何もなされずにバスケットに入ったままのこの銃を使って、RDIストライカー(風)のカスタムガンを製作します。
いうなれば
冷蔵庫にある食材で晩御飯を作る
・・・的なノリです ( ˘ω˘ )
というわけで、性能も何も追い求めず、
ただロマンを求めてRDIストライカー風を作ります。
ところで、MMC社の「PV式フルオートユニット」について、現在ではほとんど知らせていませんが、まずここで、昔(電動ガンやGBBが発売される以前)のガスフルオートユニットについて、簡単にカテゴライズしますと・・・
【BV式】
Barrel Vibration
又は
Bullet Valve の頭文字を取ったユニットで、当時は「振動バレル式」などとも呼ばれていました。
主にこのユニットを用いていたメーカーは
・アサヒファイヤーアームズ
・JAC
・マルゼン
・FTC です。
この機構のメリットは、パーツ点数が少なく、システムが堅牢であり、メンテナンスもシリコンオイルを吹くだけと、非常に簡単なのです。消耗品らしい消耗品といえばサブチャンバーのOリングぐらいです。また、ハンマーもシアもないので、レシーバから作動音もほとんどなく、静粛性に優れ、サプレッサを用いると、離れたところからのセミオートは、ほぼ無音近いです。さらにサイクルもノーマルで秒間30発以上発砲できるなど、当時のサバゲでは必ず誰かが使っていました。
デメリットとしては、機構の構造上の問題によるものが多く
・ドライファイヤができない
・基本エア垂れ流しのため、燃費がとにかく悪い
・バレルが前後に動くため命中精度がよくない(FTCは除く)
・多弾マグが難しい
・エアタンクやホースなど、付帯品が多く取り回しがよくない
・改正銃刀法に適合させるには改修が必要
【PV式】
これはBV式より新しい機構で、この機構を採用していたのはMGC・トイテック・エルエス・MMCでした。当時BVが「振動バレル式」と呼ばれていたのに対し、こちらPV式「固定バレル式」などと呼ばれていました。
この機構はあらかじめスプリングで後ろ向きにテンションが掛かったピストンエアで前進させ、ある一定のところまで前進しきったところでエアを開放→またスプリングのテンションでピストン後退→またエアで圧力をかけピストン前進・・・というサイクルを繰り返してフルオートを可能にしています。
メリットはBVと違い燃費がいいこと、ドライファイヤができること、発射サイクルが早いこと、高圧をかけても発射サイクルが早くなるだけでパワーはほとんど上がらず安全、こちらもメンテはシリコンスプレー程度と簡単、BVほどではないですが、静粛性が高くてサプレッサとの相性もいいです。またユニットが小型で、加工技術があれば、メカぼやエアコキの銃本体に仕込んでフルオート化できます。
デメリットはパワーが出ないことと、外部ソースのため、やはりホースやタンクが必要になること
・・・くらいです。
というわけで、今回は自宅の部屋でバラバラになったままバスケットに入っていたMMC M16A2をベースにRDIストライカー風の銃を製作します。
出来上がったらまたアップします。