今回の「甦れ!」シリーズは、正直なところ、この銃を手にしている私も少しドキドキしています。
この銃が世に出ていた頃、当時の私といえば、雑誌やエアガンパーツカタログを見ては「はぁ・・・いいなぁ」と、ため息をつきながら銃のインプレッションを見たものです。
その銃が今こうして手元にあり、自分の手でもう一度使えるようにすることができるのですから、感慨深いです。
まずはマウントリングを2個、前後に装着完了。
バイスで銃を立てて、マウントリングを装着しましたが、何せこの銃は重い。
銃本体でもここまで重いのは初めてカモです。これにエアタンクを背負って走るのはちょっと辛いナァ (;´・ω・)
この銃にはちょっと大柄なスコープが似合うと思い、チョイスしたのはMojji FF4-16×50です。
お待たせいたしました。
いよいよスコープを搭載しましたので、全景を・・・
どん!
幾星霜の時を超え、もう一度この世に甦る戦士は・・・
・・・です。
・・・アレ?
ひょっとして知ってる人、ほとんどいないかな?
(;´・ω・)
では簡単にこの銃の説明を・・・( ˘ω˘ )コホン
今はガバメントのパーツを主に製作販売していらっしゃるメーカーの「シェリフ」ですが、過去には何挺か長物を販売していました。
内部のユニットはアサヒ・トイテックなどから供給を受け、AK47・SPAS12なども販売していた記憶があります。確かSPASは装弾数が60発でフルオートオンリーだったと思います。おまけにホースをつないで撃つ、現在からしてみるとちょっと面白いスタイルのショットガンでした。
で、
このハイランダーマグナムは、トイテックのPV式フルオートユニットを内部に収納して、ワルサーWA2000の外装を模して造られました。
WA2000を模しているということは、精密射撃用?と思われがちですが、このモデルはセレクターが無くて、フルオートオンリーの銃となっています。PV式のモデルなので、同時期にフィールドを席巻していたBV式フルオートに比べ燃費が非常によく、尚且つドライファイヤが可能でありました。
サプレッサーとの相性もよくて、MGC・トイテック・MMC・LSといった各社が採用していたPV式は燃費・静粛性に優れていて、構造上多弾化もしやすかったという利点があります。
ちなみに静粛性に関して、離れたところからサプレッサーあり・なしの検証をしてみましたので、動画でどぞ(・ω・)ノ
なお、このハイランダーマグナムは、ジャンク品で入手しており、今は弾を撃つことができません。元の持ち主によりインナーバレルが取り外されていて欠品しており、発砲することができないです。
この銃は銃刀法改正前のモデルで、高圧をかけるとあっという間に初速が規制値をオーバーしてしまいます。そのための措置だったのでしょう。そのため店頭で販売されていた時は発射不能の状態でジャンク扱いで売られていたのデス。
というわけで、以前、JAC AR15A2 DELTA H-BARと同様に、
■高圧をかけてもパワーがカットされる機構を銃に内蔵
■リリーフバルブを入れて、万一に備える
■いざというときにはホースがすっぽ抜ける
3点を安全対策として、このハイランダーマグナムをもう一度現代に甦らせます。