タカ・カスタム探しの旅が始まり1年を経過したころ、
週末のとあるガンショップで、
WAの「Wild ○○○○○ Limited Edition」
というラベルの黒い箱に目が留まりました。
~心の声~
「・・・WAのタカ・カスタム・・・か・・・」
「一応部品どりに、もう1挺買っておくか・・・」
という軽いノリで手に取り、レジに向かおうとした時、
なんだか箱に違和感を感じ、足が止まりました。
私が感じた箱の違和感というのは「ラベルの色」でした。
もう一度その箱をよく見てみると、
黒い箱にオレンジのラベル、タカ・カスタムの「Wild Hawk」ではなく、
黒い箱にレッドのラベルで
「Wild Heart」
と書いてありました。
何だよー!紛らわしいなぁっ
( `ー´)ノ
と、その商品をもとに戻そうとした時、
またしても足が止まりました。
「あれ??
Wild Heart・・・?
ワイルドハート・・・?
どこかで聞いたことがあるな???」
思い出すこと数分・・・
「そうだ!
西部警察で鳩村が来てたライダースーツに入ってたっけ!」
・・・ここで疑問。
「WAでワイルドハートってことは、パイソンPPC?んなわけないよな」
(・ ・?)””
で、お店の方に質問し、箱を開けると、
この銃が入っていました。
どん
WA ウエスタンアームズ
Wild Heart LimitedEdition
これはスプリングフィールドのM1911で、
平成に入ってから製作された「西部警察SPCIAL」で
新団長を演じられた舘ひろし氏が劇中で使用していたモデルがベースとなっています。
いわゆる「団長のガバメント」です。
「なるほど・・・
西部警察で使用されたモデルがモチーフだから
『Wild Heart』だったのか・・・(*'▽') ナットク」
ウエスタンアームズのラインナップは近年、
どれも限定で少数生産にとどまったものが多く、
そのすべてを把握することは非常に難しいです。
このWild Heartを見るまで、
団長のガバメントを再現したモデルがあるということを
私は知りませんでした。
というわけで、Wild Hawk との見間違いで出会った
この銃に縁を感じて購入。
というのが、この銃を所持している理由です。
この銃を舘さんが劇中使用していたということは、
「舘さんご本人のこだわりが随所に盛り込まれている」
ということを表します。
今回はSFAがベースです。
このSPECIALが封切られるまでは、
COLT以外のガバメントを使用されることはなかったのですが、
このドラマで初めてSFAをベースにしたようです。
セレーションはシンプルです。
タカ・カスタムとは違い、前方のセレーションはなく、カットも斜めです。
「極力シンプルに」が舘さんのお好みだそうです。
そのため、ラバーグリップにメダリオンはついていません。
メインスプリングハウジングも、タカ・カスタム(R/F)とは異なり、シンプルなストレートハウジングです。
セイフティも通常の小ぶりなもの
ハンマーもサイドがポリッシュされた程度のものです。
「極力シンプル・・・がこだわり」
ふーむ・・・なるほど。
1911系も、リアサイトの形状が
・ノバック
・キンバー
・ボマー
などなど、大型化が一般化していた中で、このシンプルなサイト
うーん、不愛想だが、逆にかっこいいい。
スライド反対側は刻印等一切なし。
フロントサイトもこのころはやりだったドーブテールではなく、
シンプルなフィクストです。
ロングトリガーが装着されています。
これは引きやすさを重視したからカナ・・・
(・・?)””
西部警察APECIALは、撮影中の事故により、
封切りが危ぶまれるなどイロイロな局面がありました。
予定の1年後、連続ドラマ化はされませんでしたが、
スペシャルドラマとして放映、その後DVDも発売されました。
余談ですが、この撮影で事故を起こされた俳優さん、
この数年後、プライベートにおいて利用していた駅で
ホームから転落した乗客を助けるために、
自らホームに飛び降りて見事その転落した乗客の方を救出した
というニュースでそのお名前を見ました。
役者さんとして舞台で早着替えなどをすることがあり、
『列車がホームに入るまでの時間を考えると
「間に合う」と確信したので救出に向かった』と
懐術されていました。
例の事故の直後は色々と悩まれたことと思いますが、
それでも苦労を乗り越え、こうして人助けのために体を張るなんて、
とても素晴らしい方だと思います。この俳優さんについて、
私はますますファンになりました。
また、大門団長と言えば、「レミントンM31」が代名詞でしたが、
平成の「鳩村団長」は、H&K G36Cを使用していました。
ひょんな勘違いから手にした「団長のガバメント」でした。
次は発砲動画で初速計測をします。
続くのデス。