今回の記事はシリーズ
「名銃の系譜」
です。
ずらりと並んだこのボルトアクションの森
昭和~平成~そして令和と
いまもトイガン市場で販売されているのです。
もしかするとオジサンゲーマーの中に
「ウチの子もサバゲーやってまして・・・」
という方もおられると思うのですが、
そういった方々は親子でお世話になった銃
といえるかもしれません。
かく言う私もそれでして
↑の画像にある1挺は息子のモノです(笑)
ちょっと大げさカモ知れませんが、
まるで仮面ライダーの様に「系譜」として
~銃を撃つ楽しさ~
~戦場の厳しさ(←そうかな?)~
を教えてくれるものなのデス。
そのシリーズ第一弾として
世に誕生したのは、この銃でした。
どん!
タカトクトイス(マツシロ)
SS-9000 つづみ弾式
これは今でもヤフオク・メルカリといった
リサイクル市場でも出回っていますので、
「あ!見たことあるよ」という
若いシューター・サバゲーマーも
多いのでは?と思います。
今のクラウン U10 やSⅡS TSR-ZEROの
ご先祖様に当たります。
仮面ライダーで言うならば
まさに1号ライダーである
「藤岡弘、さん」と言えましょう。
( ˘ω˘ )まさにレジェンド
■全景■
SS-9000は実銃をモチーフにしておらず
完全なオリジナル形状となります。
また数字が示す如く、
当時の販売価格は「¥9,000」でした。
■歴史■
この銃の生誕は刻印に記されています。
ココです。
1976 MODEL TM-07 KK MATSUSHIO~
とあります。
この銃は1976年・・・
つまり昭和51年に製造開始されたことが
記されているのデス。
つまり45年前
(2021年現在)
すごいこってす (;´・ω・)
この銃はタカトクトイスで発売された後、
会社の倒産や金型の引継ぎ等の変遷を経て
現在に至るのですが、その辺の歴史や
当時の背景、そして命中精度等については
既に多くの方が記事を出しておられるので
ココでは割愛し、実射の様子に焦点を
絞ります。
■マガジン■
このマガジンは
「ロータリーマガジン」といいます。
令和の今もクラウンモデルU10は、
まったく同じものを使用しています。
そしてカートリッジも同じです。
■弾丸■
テルテル坊主っぽいですね
( ´・ω・)つるつるしてる
これは「つづみ弾」と呼ばれ、
当時はポピュラーなものでした。
つづみ弾は別名「BS弾」とも呼ばれます。
一般的な口径は7㎜で、
ファルコントーイやヨネザワでは
6㎜口径のつづみ弾もありました。
つづみ弾・・・7㎜
当時のつづみ弾用カートリッジと
現代のBB弾用カートリッジ
比較用に・・・あれ?
・・・どこいったっけ?
実はこういう時に
「いつも何か出てくる箱」が
あるのです。
中学生の時、美術の時間に製作した
木の箱なんですけどね・・・
いつも「何か出てくる」んですよ。
で、今回も出てきた
コレ!
左・・・つづみ弾用カートリッジ
右・・・BB弾用カートリッジ
見た目の形状は全く一緒ですが、
違いはココです。
BB弾用はパッキンがスリーブ替わりで
6㎜の内径となっているのです。
なお今回は新品で6㎜のカートも
買い足しましたので、ココも見てみると
同様に弾頭部のパッキンが見えます。
弾をセットした様子。
こんな感じ
弾をカートリッジに入れたら
ロータリーマガジンに込めます。
これは参考までに
スーパー9とスーパーXは、
ストックが異なるので、
マガジン形状が異なるのですが、
基本コンポーネントは同じです。
スーパーXには底部刻印アリ
カートリッジを込めた様子
前面から見るとこんな感じ
というわけで、
発射準備が出来ました。
当時のSS-9000て、
どれくらいの初速が出てたのか?
「撃たれたら痛かった」
「すごく遠くまで飛んでいた」
という記憶をお持ちの方、
どうです?数値で見てみたくないですか?
次の記事で初速計測を行います。
続くのデス
( ˘ω˘ )