平日の外回りで
足を運ぶ機会の多い場所に
偶々・・・そう、偶々なのだが、
ガンショップが多い。
ワタシは広域を飛び回る仕事をしているので
移動も多く、距離が長い。
また空き時間が発生することもしばしば。
そこでそのよく「足を運ぶ界隈」の
ガンショップの中に、唯一気さくに話が出来る
店舗がある。
そのお店では、現代のサバゲーマー向きの
最新電動ガンは売られておらず、
またカスタムも行っておらず、
どちらかと言うと「懐古趣味」のおじさんが
喜ぶタイプのお店。
そこのショーケースで見つけてしまった。
いくぜ!
どん!
MGC コルトローマンMkⅢ
クラシックタイプ モデルガン
そう
前出記事はタカのM586
続けてコイツに巡り会えるとはな。
というわけで、このコルトローマンを
レビューしていきましょう。
ユージィ
シマツショーイ
ワショーイ
(/■ω■)/
■外観■
このコルトローマンMkⅢクラシックタイプは
私たち刑事ドラマ好きの人には
「脇役の刑事さんたちが使う銃」
であるとともに、忘れてはいけないのは
あぶない刑事
初期のテレビシリーズで
柴田恭兵さん扮する大下勇次の使用する
拳銃である
です。
タカを演じた館さんからは
設定銃のリクエストがありM586に決定したが、
ユージ を演じた柴田さんからは、
特にコレといったリクエストが無かったようで
他の刑事さんたちと同じコルトローマンを
使用する事になったと何かの記事で読みました。
以後のテレビシリーズや映画などにおいては
他の刑事さん達とは違う設定銃ながらも、
柴田さん演じるユージ はスナブノーズを
最後まで使用し続けていました。
■グリップ■
このローマンをショーケースで見つけた時は
ビビッと来ましたね。
店長さんに「コレ!下さい!」と
伝えた時
「お!気付きましたね。
そうなんです。コイツは掘り出し物です」
とおっしゃいました。
なんと木グリが付いていたのです。
本体は発火済みだったものの、
見える部分は綺麗でしたし、
売価も手頃だったので良い買い物をしました。
■刻印■
左側面は
LAWMAN MKⅢ
右側面は
☆357 MAGNUM CTG☆
MODELGUN CORPORATION
現代のリアルな刻印とは異なり、
こうしたデフォルメやオリジナル刻印でも
全ッッ然構わないです。
だって
ファンは胸を熱くした時代の忘れ形見だから。
■アウターバレル■
このコルトローマンMKⅢは
当時2インチモデルと4インチモデルが
ラインナップされていて、それゆえに
アウターバレルは本体と別パーツで構成。
色合いの違いが表れていますね。
■フロントサイト■
S&Wのスナブノーズ
M10と良く似たタイプ。
背が低く小振りな形状をしております。
ドロー時、衣服に引っ掛かりづらい形状です。
また傾斜部には反射防止のために
セレーションが彫られています。
■リアサイト■
調整式ではなく彫り込まれているタイプ。
ココもS&W M10と良く似ていますね。
射手から見たエイムビューは・・・
こんな感じ。
まあ遠距離のプレシジョンシューティング用では
ありませんので、見た目はシンプル。
機能的にも必要にして充分と言ったところ。
ちなみに
射撃場のシーンも作中において数多くあり、
ユージを演じた柴田さんは、こんな風景を
ご覧になりながら大下勇次になっていたのだと
思います。
■ハンマー■
S&Wでは2000年以降のrevisionに於いて
施された変更でしたが、コルトにおいては
かなり早い段階でファイヤリングピンは
ハンマーではなく本体側に装着されてました。
タカのM586と比較しますと
ハンマーのファイヤリングピンが
COLT・・・なし
S&W・・・あり
です。
コルトとS&Wですが、
このコルトローマンのある部分を見て、
若干コルトの方が先進的だった部分があります。
それがココ
ハンマーブロックシステムです。
ハンマーにファイヤリングピンがないという事は
本体側にピンがあるという事になりますが、
そのピンを誤って叩かないようにいう
安全機構が備わっています。
実銃のS&Wにこの機構が備わったのは
2000年以降のようです。
■トリガー■
セレーション等は無い
オーソドックスなタイプ。
パーティングラインが確認できます。
■シリンダー■
このコルトローマンのインサートは
デトネーターも兼ねております。
近代的なモデルガンでは、
カートリッジ内にデトネーターがあり、
発火するタイプが多いですが、
この時代のMGCやコクサイといった
モデルガンメーカーのリボルバーは
こうしたタイプの機構でした。
■エジェクター■
コルトローマンで
好みが分かれるのはこの部分ですね。
エジェクターロッドシュラウドの有無です。
これは「何の影響でローマンが好きか?」に
因るのではないでしょうか?
ワタシの場合は言わずと知れた
あぶない刑事 ユージの影響です。
実はあぶない刑事はほとんどリアルタイムで
視聴したことはありません。
リアルタイムで視聴して覚えているのは
ごく数話のみです。
映画「またまたあぶない刑事」これを
金曜ロードショーで見たことがキッカケで
熱が上がってしまい、好きすぎる人になって
しまったのでアリマス。
■カートリッジ■
ワタシは発火いたしませんので、
中のファイヤリングピンやOリングは
抜き取った状態で保管していて、
カートリッジだけの状態で手に取ります。
実弾の357マグナムとは大きく異なる
そのケース長の長さ・・・。
でも初めてコルトトルーパーを手に入れた
今から30年前は、こんな造形がとてもカッコよくて
手に取るたびにワクワクしたものです。
もちろんリアルなものもイイですが、
あの時のときめきは忘れられませんね。
先ほど、あぶない刑事にハマったきっかけは
金曜ロードショーの「またまたあぶない刑事」と
書きましたが、あの作中で描かれていた
とあるシーンはワタシの心を大きく揺さぶり
アツくさせ・・・そして現在の時間の過ごし方を
決定づけたと言っても過言ではないのデス。
次の記事では
このコルトローマンに対する想いを
”あるパーツ”とともに語らせていただきます。
人はこの優しさを
クールと呼ぶ-
(。■`ω■)