発砲動画の予定でしたが
緊急手術です。
ガスを注入したところ、
注入バルブ付近よりガス漏れしました
これは放置できない!
手術を開始します。
ここ最近、ガス漏れ記事やシリンダー分解を
何度も記事で繰り返しており、
見ている皆さんを飽きさせてしまうカモです
しかし
どこかでガス漏れで困っている人が
ネット検索をした時、
この記事が出るかもしれません。
「いつも記事にしてるから」と、
分解工程を省略してしまったら、
初心者さんを置き去りにしてしまうような
そんな気がしてしまうのデス。
だから
ワタシは初心者さんを置き去りにはしません
ロマンをもって銃を触る人の
不安を和らげる存在でありたいです。
と、いうわけで、
タナカワークス
S&W M29クラシック ステンレス
分解・ガス漏れ修理してやんよ
タナカワークス
ガスモーレ
シューーリ
ワショーイ
(/・ω・)/
■シリンダー取外し■
銃の右側にあるマイナスネジ
ヨーク・ストップ・スクリューを
緩めて外します。
このスクリューを抜いて
シリンダーをスイングアウトします。
スイングアウトした状態で
シリンダを前方に押すと
スッと前の方に動きます。
なお押し出しにはコツがあり
フレームの指している部分、
ココにちょっとしたでっぱりがあって
シリンダーが前方に抜けないように
なっているのデス。
このでっぱり部分。
これがシリンダーを抜けないように
抑えてくれる役割を果たします。
この状態でスト、シリンダーは抜けません。
シリンダーのフルート(溝)が
ある処に合わせて、前方に抜きます。
はい、シリンダーが抜けました。
普段からリボルバーに触り慣れている人や
エアガンに精通している人なら
こういった細かい説明は不要ですが、
ワタシのブログは高度なカスタムを
披露しているものではありませんし、
色々な人にリボルバーの良さを
知っていただき共感できればと
思っていますので、こうした説明も
細かく行ってまいりマス。
特に初心者さんがガス漏れに遭遇したら
それこそ困ってしまうと思うんです。
そんな人のお役に立てれば・・・デス。
■シリンダー分解■
ペガサスのシリンダー後部は
弾薬を装填した状態を模した
「ラチェット」という円盤状の部品が
3本のスクリューで止められています。
このスクリューはラチェットスクリューと
言います。
11時の方向と・・・
6時方向と・・・
1時の方向です。
+ネジなのですが、非常に小さい。
精密ドライバーというより、
眼鏡用のドライバーの方が適しています。
このラチェットスクリューを3本
緩めて外してまいりマス。
スクリューが緩んだら
ラチェットが外れます。
その際、注意が必要なのは、
ラチェット内にあるパーツが
飛び出して紛失しない様にする事です。
ラチェットの中には
2つの小さなパーツがアリマス。
まず一つ目がコレ
ロッキングプランジャーと言います。
シリンダーを銃に装填した時
このパーツがフレームとシリンダーを
しっかりとロックします。
そしてそのプランジャーを押し込む
役割を果たしてくれるのが・・・
この小さなスプリング
プランジャースプリングと言います。
これも引き抜いて外します。
ココまで分解出来れば
ガス漏れ修理ができるようになりますが、
今回は捕捉編として、もう少し進みましょう。
ガスタンクを取り出せるところまで
分解してみます。
エキストラクターロッドを
取り外します。
これは正ネジで留まっており、
緩めて外します。
なおここで注意なのが、
ワタシは銃にキズが入っても気にしないので
思い切りプライヤーでつかんで緩めますが
銃にキズが付くのを避けたい方は・・・
このようにウエスを噛ませて
緩めると良いでしょう。
これでガスタンクが取り出せました。
この工程はゲボスケ取り付けにも
応用できますので、ぜひ覚えてクダサイ。
ガスタンク前方です。
黒いプレートを外すと
これがマガジンの構造です。
ゲボスケを内蔵すると、
ガスタンクは使用不可となりマス。
そのためこのパーツも
取り外すことになるのデス。
さて、ガス漏れ修理に戻りマス。
今回のガスもれは金色の注入バルブから
という事が分ってます。
これが注入バルブ。
マイナスドライバーでも外せますが、
専用工具がアリマス。
今ワタシが使っている十字レンチが
バルブレンチです。
各社ガスガンの注入バルブ・放出バルブの
締め・緩めがやりやすい工具です。
これは比較的安価なので
1本持っておくといいカモデス。
今回のガス漏れ原因は、
注入バルブの閉め込みすぎによる
Oリングのちぎれからくる
ガス漏れだったようです。
恐らく以前から症状があったのですが
かろうじて漏れておらず、
ワタシが記事レビューのため
数年ぶりにガスを注入したら
起こってしまった・・・と推察されます。
過去記事でもガス漏れを検索すると
出てきますが「バスボンドQ」
今回もこれを使用します。
つまようじにバスボンドQを取り、
注入バルブのネジ山部分に塗っていきます。
ネジ山をすべてバスボンドQで埋めるような
そんなイメージです。
取付は分解の逆工程となりマス。
この記事をさかのぼりながら行くと
組み立て工程となりマス。
バスボンドQは乾燥して密着するまで
約1日かかりますので、
今日はここまで、明日は発砲記事となりマス。