先日思い付きで入れた
ガスリボルバー用のV-HOPパッキン
実は大失敗と相成りまシタ。
(;´・ω・)
ただの失敗ではなく
大失敗デス・・・
なんと弾が上に飛ばず、
真下にドロップする弾道になり
狙った方向とは逆の結果に・・・。
何でこんなことになったのか、
分解して気づきまシタ。
分解して取り出したバレルユニット
射手側から見たところなんですケド
ココから見ると
「え?何か問題でも?」
そうお思いになると思うんです。
元の純正パッキンをV-HOPに入れ替えて
HOP化しようとすると・・・実は・・・
黄色の○印をつけたところ、
コレなんだと思います?
これはバレルの下の縁です。
元々HOPのついていないバレルに
HOPパッキンを内蔵するにあたり、
純正パッキンを単に入れ替えただけだと、
HOPの突起によるスピンドライブではなく
バレルの下の縁の方にぶつかることによる
ドロップ方向へのスピンドライブが発生し
弾は下に飛んでしまうんです。
コレ・・・BB弾をセットした状態。
弾はHOPラバーの手前で待機しています。
確かにこの状態ならば
BB弾の上の縁が抵抗になりスピンドライブで
揚力を得て弾が飛ぶのですが、
弾が前進する途中に先ほど黄色で記した
バレルの下の縁という段付きがあるため
ココで極端なドロップ方向へのスピンが
掛かることになり、弾は下に下に・・・
以前、MGCのM459/659合体の
ドック風S&Wのセミオートを作った時、
まったく同じ現象になりまシタ。
deltaelite-10mmauto.hatenablog.com
deltaelite-10mmauto.hatenablog.com
当時のノンHOP時代のチャンバーと
現代のHOP搭載のチャンバーは
弾の待機状態が若干異なるため
安易なパッキン取付だけではダメみたい。
黄色の○印で示した個所に
BB弾が当たってしまうので、
上に突起を設けたチャンバーだと
弾にドロップするスピンがかかってしまう
で、
逆にHOPの突起を下にして
チャンバーをセットすると逆に
バレルの上の縁に弾が当たって
揚力方向のスピンドライブが得られると
いう事が判りまシタ。
そこで・・・
ビニテープを取り出す。
適度な厚みまで重ねて
必要な大きさにカット。
チャンバーの下部分に挟んで忍ばせる。
これは・・・
射手側から見たところ
ちょっとピンボケしてて申し訳ないデスが
チャンバーの下に挟んでかさ上げして、
バレルの上の縁の方に弾が当たるように
工夫してみまシタ。
これってシェリフのLRBみたいな発想で
チャンバーの位置をバレルのセンターと
併せるのではなく、
パッキンの下に異物を挟み込んで
わざとバレルとチャンバーを偏心させて
HOP方向のスピンドライブがかかるように
してあるのでございマス。
とりあえず、問題になっていた箇所へ
対策・加工を施して再度組み立て。
もう遅い時間なので
屋外で遠射テストはできないけど
取り急ぎ、弾が飛ぶかどうか・・・テスト
よしッ!今度はしっかりと弾が出た。
51.22mps・・・まぁこんなもんだろう。
タンクをしっかりと温めて撃つと
69.57mps
よっしゃバッチリ!
(๑•̀ㅂ•́)و
しかし・・・
ダブルアクション不調は
どうやっても治らず・・・
活用・・・ならず・・・。
活用・・・できなかった
(;´・ω・)
どうやらこの個体は
「ハズレ個体」だったのだと思います。
マルイ製品にしては大変珍しい。
銃そのものは見た目キレイで
使い込まれた様子も全くない。
部品の調整を行い、活用を試みましたが
今の自分のスキルでは原因を潰せず
復調には至りませんでした。
悔しいけど仕方ない・・・
こんな日もあるよ・・・
(;´・ω・)