DT10mmAUTOの日記

エアガン・サバゲー関連の記事が中心です

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ニシエヒガシエ あれから17年、道中の沼田では・・・

今日明日の出張は

 

1日目  新潟県

2日目  福島県

 

となっている。

 

関越自動車道を北上し、

一路新潟へ向かい、道中の赤城で

24年前の事を思い返していたが、

その次にまた思い出したことがある。

 

 

f:id:DELTAELITE-10mmAUTO:20211129222332j:image

 

群馬県沼田市

 

 

今日走行した関越自動車道とも、

お宝ショップ巡りとも、

 

少し関係がある思い出。

 

 

それは

2004年10月23日のこと。

 

 

 

中学時代からの親友Kとは

毎週毎週土日を一緒に過ごしていた。

 

特に予定があるわけではなく、

何となく連絡をして合流し、

何となく昼飯を食い

何となく景色を眺めに行き

何となく色恋話をし

何となくドライブをする

 

そしてそのまま晩飯まで一緒にいて

夜中に解散する。そんな流れ。

 

 

 

 

いつものように待ち合わせて

「今日何しよか?」

 

「沼田の方にカツ丼食いに行こうぜ」

 

 

となった。

 

 

年に1〜2回

往復の高速代や燃料費を鑑みると

非常に高額なカツ丼だったが、

「たまの贅沢」と称し、

Kと二人で沼田にあるカツ丼屋に行くのが

定番だった。

 

 

お互いまだ独身でカノジョもいない

お互い中学の時の失恋が元で

絶賛独身拗らせ中の身だった(笑)

 

 

妄想する時間はいくらでもあったので、

2004年10月23日の土曜日は高速に乗り

伊勢崎市というところにあったお宝ショップへ。

その後また高速に乗り沼田にあるカツ丼屋に行き

特大のカツ丼を食べようという事になった。

 

 

お宝ショップでワタシはいつものように

エアガンコーナーでショーケースを眺める。

 

以前記事にした

MGC  S&W  M586リブサイトカスタムを

購入した店でもあります。

 

 

あの時、イイ出物があったからという事で

その後もちょくちょく足を運んでいたのです。

 

当日は掘り出し物はなく、

「さて・・・飯食いに行くか!」

 

Kと二人で店を出て沼田へカツ丼を食べに

向かうためお店を出ようとしたその時・・・

 

 

 

17:56・・・

 

 

 

物凄い横揺れと共に

店内の高所に陳列していた品物や

ディスプレイがバラバラと降ってきました。

 

 

「うわッ!あぶねぇっ!

 おいK!伏せろ!」

 

店内のお客さん、店員さん、

みんなその場で動けずにしゃがみ込んだ。

 

 

1分くらい揺れただろうか?

 

 

「ふぃー・・・危なかった・・・」

 

 

特に店内に大きな損壊や被害はなく、

ケガをした人もいなかったようだ。

 

 

ワタシのケータイにメールが入る。

地震大丈夫だった?

 怖くて怖くて・・・■☆△」

当時、よく一緒に過ごしていた女性からだった。

特にまた付き合ってるとかそんなものではなく

何となく一緒にいる感じ。

お互いメールで悩み相談したりとか、

飯食いに行くとか。

 

今から思えば、気に掛けてくれてたんだなと

彼女の気遣いを感じる。

繊細で一生懸命な人だったな。

 

ワタシは仕事で各地を転々としている身。

当時は社内も敵だらけ。いつも隙を狙われる身。

いつもピリピリしていた。

若い頃に仕事で大金星があり、

社内のおじさん達は若造のワタシのもつ得意先を

金のなる木と見てあの手この手で奪いに来た。

 

他人を信用出来ないワタシの心を温めようと

一生懸命に尽くしてくれたのに、

優しくされる事に慣れないワタシは

彼女を突き放して去ってしまったのです。

 

高速を走りながら、あの時の事も

思い出してしまった。

 

 

(青かったな・・・オレ)

 

 

 

自分の青臭い時代に一人で苦笑いしながら

走り続けると

 

 

f:id:DELTAELITE-10mmAUTO:20211129222809j:image

 

 

沼田インター

 

 

 

実はあの地震の後

高速が通行止めとなり

伊勢崎市から沼田市まで国道17号

向かう羽目になってしまったのです。

 

 

当然、通行止めの影響で国道17号は大渋滞。

やっとの思いで沼田のカツ丼屋に着いた。

 

そしてお店の入口に立つと

一枚の貼り紙が。

 

 

地震の影響でガスが使えなくなったため

 臨時休業させていただきます」

 

 

 

Kと二人で

「そうか・・・仕方ないよな」

そう顔を見合わせて車に戻ろうとしたところ

お店の奥さんが出てきて

「今日はごめんなさいね」

ご丁寧に対応してくださった。

 

ワタシとKは

「いえいえ、ケガが無くて何よりです。

 また来ますよ」

 

そう返して引き返し、帰りの道中で

当初の予定とは違うものを食べて

週末を終えたのです。

 

 

 

それから10年くらい経った頃だろうか?

結婚して家族が出来たワタシは

妻と子ども達を連れてこの店を訪れた。

 

 

食事を済ませ会計の時、

この地震の日のことを奥さんに話すと

 

 

「アラ!あの時の・・・

 嬉しいわねぇまた来てくれたのね。

 実はもう一人お友だちの方が居らしたでしょ?

 あの方もこないだ来てくださって、

 地震の日のことを話してくれたのよ。

 ご縁て有難いわね」

 

 

実はこのお店は偶然ですがワタシのお仕事でも

関係があるお取引先でもあり、

もうかれこれ30年近くお取引があるようです。

 

その事も奥さんにお話ししたところ

奥さんはご縁だからと、帰り際に子ども達に

お土産まで持たせて下さいました。

 

帰宅したワタシはペンを取り

奥さんにお礼のハガキを書きました。

 

 

取り止めのない文章でしたが、

2004年10月23日

中越地震の日の出来事と

その後の出来事でした。

 

 

赤城の水門と沼田のカツ丼

 

今度久しぶりにKを誘って

行ってみるかな。