さて修理の1本目はMGC
固定スライドガスガンのマガジンです。
この個体は昨年の新潟・福島方面の出張で
お宝ショップ巡りをした際の出物です。
実は2021年は「固定スライド収集」が
楽しくなってしまった時期であり、
自宅の書斎には固定スライドガスガンが
ズラリ、というかグチャッ
(;・∀・) ウッ
もしこのマガジンが修理可能で
直すことが出来れば、このM92Fの
予備マガジンとして使用できる。
それも大変お買い得で。
ガス漏れ修理を行います。
ガスモーレ
シューリ
ワショーイ
(/・ω・)/
M92Fマガジンは今回初めて分解する。
・・・どうやって分解するのカナ?
お、わかってきたゾ。
①ボトムプレート取外し
マガジン底部のボトムプレートには
ガス注入口と何やら突起のある穴。
この突起部分を細いドライバーで
押し込むと、ボトムプレートが
前方にスライド出来て取り外せます。
ココ・・・ですね。
取れた
(;´・ω・)
②フォロアースプリング取外し
フォロアーを受け止めているブロックを外し
スプリングとフォロアーを引き抜きます。
するとここまで分解可能になりマス。
③注入バルブの取外し(参考)
今回底部からのガス漏れではあるものの
注入バルブは無事でシタ。
この記事では分解しませんが、
もしバルブからのガスもれであれば
ここまで分解した後、
バルブレンチでバルブを取外し、
Oリングの交換やシールアップを
施してください。
④ガスタンク取出し
今回のガスもれですが、放出バルブ
注入バルブといったガスの出入口からの
ガス漏れがない。
という事は・・・更に分解する必要がある。
ココまで分解出来ていたら、
マガジンの上面をとんとん叩くと、
タンクが徐々に・・・出てきた。
このままマガジンの内部機構を下に叩き出し
ケースから取出しします。
この状態まで分解を進めます。
そしてもう一度ガス漏れチェックをした処、
もれている個所が判明しました。
ココでシタ。黄色い丸の部分。
タンクとブロックの結合部分。
ここからガスが漏れているのを確認。
ココまで分解完了しました。
あとはこのねじ込み部分の気密取りをして
元通りタンクを取り付けます。
ここの部分のパッキンが痩せてしまい
ガスが漏れていたようです。
よく見るとパッキンが上面に一枚のみ。
これ大丈夫なんかな?
気密取りしてもまたすぐに漏れそうだな。
ガスモーレシューリの心強い味方
バスバンドQ
ねじ切り部分とパッキン部分に塗り込みます。
タンク内やガスルートにはみ出さない様に
かといってケチって塗っても効果が出ないので
綿棒でしっかりと塗っていきます。
タンクのネジにも塗り塗り
そして最後にダメ押しのぉ・・・
シールテープ!
シールテープを薄く巻いて、
そこからタンクをマガジンに取り付け。
あとは分解と逆の手順で
組み立てていき・・・
出来たッ
(*・ω・)ノ
そしてバスバンドQが乾くまで
1日放置プレイをして・・・
気密テスト&試射。
ポンッ
よし!
直ったぞ!
【費用内訳】
ベレッタ 本体
¥1,200
ガス漏れマガジン
¥500
バスボンドQ
¥498だけど、実際は¥12位の使用量なので
〆て
¥1,712(税別)
税込でも¥2,000でお釣りがくる。
これなら昼メシを数日抜けば
すぐリカバー出来る金額だ。
おじさんとは、限られたお小遣いを
経験と技術とアイデアを駆使して、
お得に・クールに楽しむ生き物である
(。-`ω-)y-.。