このレイジングブルは
第7章 光物ブームにおける
典型的な失敗パターンを如実に現しており
ワタシの書斎のガンロッカーの外で
この5年間、ずっと発砲することなく
無造作に置かれたままだったのデス。
2017年から実に5年間もの間、
触れることは偶にあったものの
発砲はかないませんでした。
ココまでで語った
「失敗」
そして
「発砲不可」
その真実とは・・・コレです。
グリップを外すと・・・ホラ・・・ね。
タンクにのこぎりで開けられた・・・穴。
そして切り落とされたガス注入口。
なんで???
これは前オーナーさんが
2007年施行の改正銃刀法の折に、
この銃を撃てないようにして
銃刀法規制対応にしようとしたそうで、
ご自身の手でタンクにわざと穴をあけて
合法化を図った・・・との事でシタ。
実はその説明文がオークションの中で
あったにも関わらずワタシは見落としており
\入札とりゃあああ/
(; ・`д・´)ポチポチポチ
\光物とりゃあああ/
(; ・`д・´)ポチポチポチ
↑
2017年のワタシ
(;´・ω・)あ~あ・・・
↑
2022年のワタシ
光物ブームの問題点
・黒いモノと銀のモノでペア作り
これはいけませんね・・・
とにかく見境がない。
・フルラグリボルバー大好き
レイジングブルの力強さに
魅了されてしまいましたね・・・。
検証の結果、ココで問題だったのは
ペアもの収集癖 + アンダーラグ好き
という合併症だったという事です。
合併症・・・怖いでしょう?
説明文も読まず、安物買いをして
届いた後に気づいたのですから・・・。
で、実はこのレイジングブルの記事を
認めているころに、オークションで
あるパーツを発見したので、落札。
・・・届きました。
すんごいタイミング。
そうです。
なんと5年越しの・・・
レイジングブルのガスタンク。
ガス漏れなし品
というわけで第7章の自分にリベンジ。
レイジングブルのガスタンク交換に
チャレンジいたします。
ガスターンク
コーカーン
ワショーイ
(/・ω・)/
で、ネットで分解記事を探したけど
レイジングブルの分解記事は出てこない。
仕方ない
手探りでばらしていくか・・・
(@_@ )さてさて?
②サイドプレートの取外し
①の工程として、グリップ取外しがアリマス。
グリップは底部の六角ボルトを抜いて
左右にパかっと開きます。
次にこの②の工程。
サイドプレート外しデス。
これはS&Wと同じ向きで
ビスの位置なども似通ってますね。
よし・・・外れた。
ガスタンクを摘出するに当り、
次は・・・これだな。
③ガスルート取外し
従来のマルシンガスリボルバーは
サイドプレートにガスルートがあったが、
レイジングブルは独立パーツでシタ。
真上に持ち上げたが外れない。
はて・・・?
よく見ると、ガス放出口の近く・・・
実銃で言うファイヤリングピンブロック辺り
ビスで留まっていますね。
ココの+ネジを緩めて外すと・・・
ガスルートが取り外せました。
次はどこを外そうカニ?
④ハンマースプリングの取外し
とりあえず、一番手前にあるのは
ハンマースプリングになっている
キックばね・・・。これを外しましょう。
外れました。
これでハンマーはほぼフリーなので、
あとは小さいスプリングの飛び出しに
十分注意して分解作業を行います。
お次は・・・これっ!
⑤トリガーユニットの取外し
S&Wのリボルバーを分解し慣れてる人は
よくわかると思いますが、通常はこの
ハンドと呼ばれる部分は単品で外れる。
しかしレイジングブルは
トリガーユニット一式が
フレームピンに挿しこんであり
脱着は一式まるっと行う・・・
こんな感じで外れます。
後方の真鍮スリーブとスプリング、
そしてスプリングガイドが、
トリガースプリングユニットです。
もう少しでタンク外せそう・・・
次行くぜ!
⑥ハンマーユニットの取外し
ハンマーもフレームピンに挿しこまれ
バルブノッカーとユニットになっており、
そのまま真上に引き抜くと外せます。
こんな風に外れるのデス。
そしてタンクの取外しなのですが、
最後に・・・
⑦タンク ⇔ フレーム 結合ビス外し
実は反対方向に3か所ほど
タンクを留めているビスがアリマス。
それを外せばタンク取外し完了です。
位置は・・・
①バルブノッカー付近
②タンク最上部後方
③ガス注入口付近
この3か所に短い+ネジが入ってるので
ココを緩めて外します。
ビスがものすごく短いので
いきなりポロッと落ちるかも。
注意しながら作業を進め・・・
とれた。
すると無事にタンクが外れます。
穴があけられたタンクを
取り外した様子。
左・点検済みタンク
右・穴あきのタンク
ガス注入口もつぶされています。
実はオークション後、自宅に届いて
ガスを注入しようとしたとき、
初めてこの個体がジャンクと気づきました
説明はよく読まなければいけませんね。
光物ブームと相まってかなり高額な
入札を行って、終了まで競った人もあり。
恐らくこの競り合った相手も、
説明文をよく読んでいなかった
可能性が高いデス。
あとは取り外した部品を
逆の手順で組付けていきます。
組みあがった・・・
そして運命の発射テスト・・・
ガス漏れは・・・ない
弾を込めて・・・シリンダーに装填。
修理ってやっぱり正常に動くのを
この目で確認するまでが不安・・・
ドキドキだぜ・・・。
シリンダーをフレームに収め・・・
弾速系をオンにして・・・
ポン!
撃てた!
ワショーイ
(/・ω・)/
2発目行くよー
パンっ!
うん!しっかり弾が出る。
初速は・・・?
おお!いいんじゃないか?
3発目!
パンッ!
数値は・・・?
80.25mps・・・
弾は純正LD827。
悪くない数値だ。
良かった・・・
直った・・・
2017年の自分の過ちにケリがついたようで
ホッとしました。
次の記事では、改めて
動画によるレビューと初速計測です。
レイジングブルの記事は
続くよー
(/・ω・)/ワショーイ