2020年某日
とあるオークションのサイトにて
とある出品物を発見。
(これ・・・ひょっとして
サバゲーで有効なんじゃ・・・?)
””(´・ω・)ほほぅ・・・
そのとある銃とは
過去の古いトイガンをベースに
個人の方がカスタムを施されて
出品されていたものでシタ。
どん
ベレッタM93R HGベースのカスタム
です。
何が施されていて
何を有効と思ったのか?
レビューをしていきながら
ひも解いてまいりましょう。
ユーコー
ワショーイ
(/・ω・)/
■外観■
このベレッタM93Rは、
HGというグレードで、以前も記事にして
ご紹介したモデルと同じラインナップです。
今回のモノはカスタム品なので
純正状態とは異なる場合がアリマス。
deltaelite-10mmauto.hatenablog.com
ノーマルの極上品は
こちら ↑ でレビューしていますので
興味のある方はご覧ください。
■刻印■
実銃とは異なる所謂デフォルメ刻印。
明記されております。
反対側には毎度おなじみ、
MODEL GUNS CORPORATION
そして
MADE IN JAPAN
安全なエアソフトガンであることは
スライドの両方の刻印で明らかです。
現代であればよりリアルな志向のモノが
もてはやされるのでしょうが、
何しろこのベレッタM93Rについては、
私の知る限り、元号が昭和だった時代から
世に存在しているのである。
今から40年くらい前は、
トリガーを引くだけで連射ができる
夢のようなトイガンという事で
一大センセーションが巻き起こった。
トイガン史の大きな布石となった
記念すべきモデルです。
刻印のことなど、このベレッタの功績を
思えば取るに足りない些細な問題です。
■F/Rサイト■
反射防止セレーションや
ホワイトドット・レッドランプといった
視認性を上げるものはない。
シンプルなサイト。
リアサイトについても同様で
ホワイトの囲みなどは入っていない。
シンプルなオープンサイトです。
■トリガー■
当時のMGC M93Rのラインナップは
AP・HG・エクストラ・スーパーとか
色々あったような気がしますが、
詳しくは存じ上げておりません。
このメッキタイプのトリガーは
HGに装着されていた記憶がアリマス。
なお実銃M93Rはシングルアクションのみで
ダブルアクション機構はないはずなのですが
MGCガスガンはシングル・ダブルとも
撃発可能なトリガーメカとなっています。
■ハンマー■
こちらもメッキのタイプ。
恐らくHGグレードのモノ。
シングルアクション・ダブルアクション
どちらにも対応できるのですが、
かなり小ぶりなので、手動でハンマーを
コックするのはちょっと慣れが必要カモ。
■セイフティ■
実銃はセミ/3バーストの機構なので
このパーツはセイフティとセレクターを
併せ持つものでありますが、
セイフティ機構のみ機能します。
セレクターとなる前半分は、
セイフティと連動して動くのみです。
ちなみに現在の赤ドットが出ている時は
ファイヤリングポジションです。
射手側を引き下げると、セイフティ作動。
この状態でストハンマー・トリガーとも
ロックされて撃発できなくなります。
ちなみに・・・シングルアクションの
ハンドガンで行う事のある
「コック&ロック」という手法。
個人的にはあまり好きではないですが
チャンバーに初弾を装填した後に、
ハンマーをダウンせずセイフティのみを
掛けた状態で収納・持ち歩き・・・。
MGC M93Rでは、どうなのかというと・・
ハンマーをコックした状態では
セイフティレバーは動きません。
つまりコック&ロックは不可ということです
ダブルアクショントリガーなので
必要ないですもんね。
(´ ・ω・) ふむ・・・
■スライドストップ■
固定スライドモデルなので、
スライドストップは働きません。
モールドによる成型で動きません。
■テイクダウンラッチ■
ではテイクダウン用のラッチ・・・
これもモールドでライブではありません。
つまりするってぇと何かい?
(なぜ急に落語みたいな感じ?)
分解は通常分解ではないってことか?
これについては後ほど分解記事も
アップさせて頂きますので、
その中でご紹介いたします。
■フォアグリップ■
M93Rのアイデンティティの一つ
フォアグリップです。
マシンピストルであるM93Rには
こうしたデバイスも充実しているのデス。
展開した様子。
トリガーガードに左手親指を掛け、
フォアグリップを握り込みます。
そうすることでバースト射撃における
マズルジャンプを抑え込み、
正確な射撃をアシストします。
大変秀逸な構造で、作り込みもよく、
ダンパーでグリップの収納・展開も
しっかりと行う事が出来ます。
■バレル■
この個体は個人カスタムのため、
純正よりインナーバレルが長いです。
元々はサプレッサーを装着した状態で
オークション出品されていまシタ。
横から見ると、バレルがハイダーの中まで
伸びているのがわかりますね。
サプレッサーを装着してしまえば
見えない部分になりますから・・・ね。
■グリップ■
本来HGグレードのモノは、
グロスフィニッシュのグリップですが、
これはエクストラ?AP?のグリップに
塗装を施したようです。
■マガジン■
落札時にはショートマガジンが付属し
カスタムバルブを内蔵したそれは
ものすごい射出スピードでシタ。
しかし夏場が怖いので、分解してしまい
現在はノーマルのマガジンに戻して
使用しております。
パワー的には十分なのデス。
現代のガスブロマガジンを見慣れると
奇怪な形状に感じられるでしょう。
発射プロセスも独特です。
マガジンのトップにある
シルバーの部分・・・これがバルブ。
ハンマーの打撃が加わると、
シーソーの連動によりバルブが叩かれ
ガスを放出。
放出ガスが直接BB弾を押し、
バレルからBB弾が発射されるという
仕組みになっています。
ガスブロはブリーチに発射・後退用の
ガスを送り込んで動くのに対して
固定スライドは、ガスを直接BB弾に
当てて押し出す構造のためロスが少なく
非常に効率のいい機構です。
ガスブロと比べれば・・・ですが
寒さにも比較的強いとされており、
発射性能・静粛性といった観点から
サバゲーでも好んで使用する人が
現在でも数多くいらっしゃいます。
ロングマガジンを装着したところ。
漫画:リトルコップによる刷り込みで
個人的にはショートマガジンが好きですが
こうしてみるとロングも中々カッコイイ。
M93Rなら・・・このスタイルも
アリかな?って思えてしまいます。
同じベレッタでもM92Fでは
あまり似合わない気がしますね。
というワケで、MGC固定スライド
M93Rの外観レビューでシタ。
なおこの個体は個人の方のカスタム品。
次の記事からは分解→中身の解説を
行ってまいりましょう。