全てはこの銃に出会ったことが始まりでした。
「東京マルイ コルトウッズマン つづみ弾 組み立てキット」
この銃との出会いは小学1年生の時でした。
伯父がパチンコの景品で持ち帰って来たもので、従弟と私にとそれぞれ1挺ずつ与えてくれました。
当時私は小学1年生、従弟は幼稚園児・・・組み立てるにはあまりに幼いため、ちょっと部品をランナーから切り離しただけで満足してしまい、あとは箱にクシャっと押し込んで、部屋にしまったままになりました。
その数年後、小学4年生の時。
まだインターネットがない時代、自宅で一人で楽しめる娯楽といえばテレビゲームか漫画本くらい。そんな時代の私は、ひょんなことからこの銃の組み立て説明書を見つけて読みふける毎日が続きました。
「あの時はよくわからなかったけど、今なら組み立てできるかな?」
説明書通りに組み立てを進めると、部品が全然足りない・・・
当時幼かった私はランナーから切り離した部品をきちんと箱に戻さずに、いくつか部品を紛失していたのです。
そこで従弟に「あの時の銃、まだある?」と聞いたところ、まだ取っておいてあるという回答。そこから二人で集合し、それぞれの部品を持ち合わせて組み立てたのが、このコルトウッズマンでした。
今となってはスライドもストライカーもマガジンも紛失してしまいましたが、紛れもなくこの銃との出会いが人生を大きく定めたことは間違いないです。
出会った人も場所も、すべてこの銃がスタート地点でした。
そのためこの銃は見ての通りジャンク品ですが、私の原点として今も大事にガンラックの特等席におります。