平日・夕方のテレビで再放送していた、あぶない刑事を毎日録画して、見続けること約一年、そのころ同じガンマニアの友人ができて、誘われてよく赤羽にある某ガンショップに足を運ぶことになりました。
それまで田舎の模型屋さんしか見たことがなかった私には、あの赤羽のお店の景色はとても衝撃的でした。
山積みされた銃、豊富な部品、きれいなガラスショーケース、そして中古品まで・・・。
その中で、とても不思議なパッケージの商品が私の目に留まりました。
エアガン・ガスガンて、普通は発泡スチロールの中に銃が収まっていて、その上に厚紙でカッコイイ印刷をされたパッケージが覆われているのが一般的だと思うのですが、この商品は透明なパッケージで中身が丸見えの状態で売られていたのです。
それはマルシンの「ブリスターパック」と呼ばれるシリーズのもので、いくつか種類がありましたが、そこで私はあるモデルに目が留まりました。
目に留まった後、気が付いた時にはもう買っていました(笑)
どん
マルシン S&W M586 ガスリボルバー
(ブリスターパック)
この銃を購入したときは、あぶない刑事にすっかりとドはまりしていて、見た瞬間に購入してしまいました。
元々友人からの頂き物のM586もありましたが、あれはスコープを搭載していて、何となくあぶない刑事のタカ仕様とはイメージ的に違う印象がありました。今回のは思い切りそれらしいカタチです。
このころはメーカーから純正でHOPを搭載しているもの、そうでないものが混在していた時期で、このブリスターパックのガスリボルバーはHOPを搭載していませんでした。
ひょっとして価格が安かったのは、そういった理由もあったのでしょうか?
パット見、思い切りABS樹脂なので、黒くてテカテカしています。
シリンダー内部にはインサートが入っています。
カートリッジは空薬莢タイプで、BB弾は後ろ込めです。
例によって、このころのマルシンガスリボルバーですので、BB弾は専用のSMブルー弾となります。
このころから刻印について、いろいろとうるさくなってきた時代になり、ブリスターパックのM586についてもバレル刻印がデフォルメされています。
バレル反対側もです。
MADE IN JSA となっています。
これもデフォルメされています。
リアル志向の方からしてみると、何ともお粗末な刻印だと思いますが、私はあまり細かいところまでこだわりがなかったので、購入して何年も気づきませんでした。
元々の木製風プラグリップの場合は、グリップエンドがさほど長くなかったので、普通のガスボンベでも問題なくチャージできますが、この「デイビス風プラグリップ」の場合は、グリップエンドが長く、種類によってはガスボンベのノズルが届かず、アダプタ用いて注入・チャージする必要がありました。
さて恒例の初速計測を行いました。
どぞ(・ω・)ノ
1発目・・・25mps
2発目・・・エラー
3発目・・・26mps
4発目・・・25mps
5発目・・・19mps
6発目・・・26mps
パワーがない(;´・ω・)
というわけで、今度はドライヤーで
温めてから初速計測しました。
どぞ(・ω・)ノ
1発目・・・26mps
2発目・・・38mps
3発目・・・13mps
4発目・・・31mps
5発目・・・32mps
6発目・・・忘れてた
やっぱりパワーがない(;´・ω・)
とはいえ、この銃はサバゲーには使用せず、殆ど部屋でモデルガン的な楽しみ方をしていたので、あまり気になりませんでした。
それよりも改めて思うのが、この銃のハンマーを起こした時の「チャキッ」ていう音やサムピースを前に押してシリンダーをスイングアウトした時の音、トリガーを引きハンマーが落ちた後に、トリガーを戻すときの音・・・。ちょっとした作動音の全てが、ドラマの世界を再現してくれるようで、この銃を購入してからというモノ、家に帰って寝に着くまでの時間、ずっとこの銃を握って過ごしました。部屋の中で鏡に向かってこの銃を構えたり、物陰から相手に銃を向けるような仕草をしてみたり、装填・排莢を何度も何度も繰り返したりと、とても手になじんだ銃です。
この銃も、今はガンロッカーの「M586のコーナー」に並べられています。
あぶない刑事で、M586を購入したということは、次にほしくなるのはアレです。
そうです。
次の記事は、このM586と一緒に劇中で大活躍した、銃の話題となります。