【2014年10月3日(金)】
この日は商談で午前中は名古屋市、
昼食はいつものように名古屋駅の中村口
地下街にある「双葉」という定食屋で
味噌カツ定食を注文した。
☆☆さんのことが気になって
いつもと違い、味がしない。
週明け以降、☆☆さんの安否は
同じ仕事のネットワーク各社でも
話題になっていたようで、
噴火から数日、☆☆さんを案じる
みんながモヤモヤしていた。
午後は岡崎市で商談。
名古屋駅で上司と待ち合わせて
岡崎方面へ向かったのだが、
その道中でも
「☆☆さん、まだ安否確認が
取れていないみたいです」
「みたいだね・・・心配だね」
上司とそんな言葉を交わしながら
岡崎市へ。
商談を滞りなく終えて
帰路につく。
前日に救助活動が中止になったり、
概ね犠牲者の方の身元が判明したと
報道で言われたりしていたのですが
その中に☆☆さんのお名前はなく、
無事だったのでは?という楽観も
頭を過っておりました。
その日は金曜日。
週末なので次の日は休みだった。
帰宅した私は
いつもの通り、夕食を取り就寝。
・・・ところが、不思議な夢を見た。
その内容は、こうだ。
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ワタシはなぜか☆☆さんの勤務する
会社へ訪問していた。
ガラスのドアを開け、受付カウンター越しに
☆☆さんを見つけた。
「☆☆さん!無事だったんですね!
よかった!心配しましたよ!
本当に・・・本当に・・・ヨカッタ」
しかし
夢の中の☆☆さんは
何となくモノクロで表情一つ変えない。
声を掛けても反応すらない。
な・・・なぜだ?
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【2014年10月4日(土)】
夢というのは眠りが浅いときに
見るものらしい。
☆☆さんに声を掛けたが
反応がない・・・という
夢を見ていたようだ。
いつもなら一度寝てしまうと
朝まで起きない私ですが、
この時はなぜか10月4日の未明
AM1:00に目が覚めてしまいました。
寝室からリビングに降りて
水を飲み、テレビをつけたその時でした。
新たに2名の犠牲者が発見されたという
AM1:00のNHKのニュースでした。
身元が判明した犠牲者の中に
☆☆さんのお名前が・・・。
・・・
私は一握の望みを持って、
また会えることを信じていたのですが、
その望みは叶うことはありませんでした。
つづく。