今日は2021年9月27日(月)
ワタシは昨日接種を行った2回目の
新型コロナワクチンのため、
発熱を警戒して休暇を取っていた。
案の定、未明から発熱・・・。
起床したのはお昼近く。
自分の体調不良ですっかり忘れてしまった。
そういえば今日は「あの日」だったな。
今から7年前の2014年9月27日は
土曜日でした。
そう・・・現在ブログで書いている
第5章
”今度の住まいは木のおウチ”
~下駄箱ガンロッカー時代~
その時の出来事です。
【2014年9月27日(土)】
午前中、いつもの週末ルーティンの中で
近所の水泳教室に子どもたちを連れていく
レッスンの終わり時間が近づいたころ
ふと平たいケータイを手に取り
ヤフーのトップ画面を見た。
そこに踊っていたのは
御嶽山の噴火というニュース。
登山中、山頂付近にいらした方々が
数多く被害に遭われたとの事。
妻と二人で「大変だね」と
軽くかわした一言のみ。
ワタシは水泳教室を終えた妻と子どもたちと
車に乗り込み「お昼ご飯は何食べたい?」と
呑気な時間を過ごしていました。
その週末は噴火のニュースで持ち切り。
全くの他人ごとという気持ちでニュースを
見ていた。
【2021年9月29日(月)】
取引先である会社の方から
私宛にお電話を頂いたのですが、
いつもの担当者☆☆さんと違う。
■■さん(電話の声)
「もしもし、突然のお電話でスミマセン。
○○(社名)の■■(お名前)と申します」
ワタシ
「(■■さん??誰だっけ?)
あっ・・・!どうもどうも!
(そうだ!■■さんは専務さんだったな)
ご無沙汰してます。どうなさいました?」
■■さん
「あの・・・弊社の☆☆から
先週ご連絡差し上げたかと思うのですが
ご依頼の品のサンプル品が出来たので
お持ちして打合せする予定について、
生憎と取りやめて別日ということで・・・
その・・・お願いできないですか?」
ワタシ
「あ・・・ハイ、大丈夫ですよ。
いつでも結構です。急ぎませんので」
■■さん
「そうですか・・・申し訳ございません。
ちょっとその・・・お届けの目途が・・・
いつになるか・・・すみません」
ワタシ
「?・・・何かあったんですか?」
■■さん
「あ・・・いやその・・・
先日の御嶽山の噴火で・・・」
ワタシ
「(早合点して)ああ!別にいいですよ。
ああいった災害での納期遅れなら
全然問題ないですよ。お気になさらず」
■■さん
「いやあの・・・そうではなくて・・・
☆☆(担当者さん)が、行方不明で
連絡がつかないんです」
ワタシ
「ええっ??そ・・・本当ですか?
当日に☆☆さんが登ってたんですか?」
■■さん
「はい・・・実は・・・
一緒に登山した弊社内の者が
既に遺体で発見されていて・・・
☆☆の安否が確認できないのです。
それで御社には納期の件で
ご迷惑をおかけしてしまい・・・」
ワタシ
「いやいや!そんなサンプルの納期なんて
どうでもいいですよ。
ご迷惑だなんてとんでもないっ!」
■■さん
「すみません・・・申し訳ございません」
ワタシ
「いやいや!☆☆さんのことだから
絶対無事ですって!大丈夫!
私も信じてますから!」
■■さん
「ご心配おかけしてしまい
本当に申し訳ございません・・・」
私の電話の様子に
ただならぬ雰囲気を感じたフロア内の
同僚たちも口々に「何があったの?」と
聞いてくる・・・。
それからというもの、
しばらくの間、ニュースに出てる
登山者の安否情報を食い入るように
見る日が続いたのでした。
つづく。