DT10mmAUTOの日記

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あれから7年 2014年10月27日・2021年9月27日・そして・・・2014年9月26日

☆☆さんのご自宅までたどり着いたが、

訪問する勇気が出ない。

 

 

 

 

それに、なんのアポイントもなく

急に見知らぬ男がご主人の知り合いだと

訪ねてきても、ご遺族からしてみれば

それこそ不審人物だと思う。

 

 

 

 

 

そう思い、ご自宅への弔問を思い留まり、

☆☆さんの職場を訪ねることにした。

まずは一旦職場への訪問を行い、

ご勤務先の方からご家族の方へ

取りなして頂ければスムーズかもしれない。

 

 

 

 

 

そして☆☆さんの生前ご勤務されていた

取引先を訪ねた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ココから先に書くことは

はっきり言ってオカルトに近い。

信じてもらえないかもしれないが、

書いておくことにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(・・・ん?)

 

 

 

 

 

 

(あれ・・・この景色・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、全く同じ景色。

夢で見たのと同じ景色。

☆☆さんの遺体発見のニュースを見た

あの晩の夢と全く同じ。

 

 

 

 

その会社への訪問は今回が初めてで

HPで製品案内を見る程度。

外観や事務所の様子など知る由もない。

にもかかわらず・・・そうだ・・・同じだ。

外壁の色も、ガラスのドアの位置も。

 

 

 

 

ガラスのドアを開け

事務所の中へ入り、

社名と名前を名乗り、

ご挨拶に伺った旨をお話しする。

 

 

 

 

事務所の中をみて

もっと驚いた。

 

 

 

夢で見た景色とほぼ同じ。

そして夢の中で☆☆さんがモノクロで

無表情のまま座っていた場所には

大きな花瓶と花が生けてありました。

何も聞かずとも分かりました。

そこが☆☆さんのデスクだったのだと。

 

 

 

 

そこで☆☆さんの上席の方と

後任をなさる方とお二人がお越しになり、

面談のお時間を頂きました。

 

 

 

まだ納骨はこれからとのことで、この先、

菩提寺がわかったら、お知らせ下さると

お約束頂きました。

 

 

 

私が徒歩でココまで来たことを伝えると

帰りは新幹線の駅まで送って下さいました。

 

 

 

この日はご霊前に手を合わせることも

ご自宅への弔問も叶いませんでしたが、

職場を訪問し、自分の見た夢と重ね合わせて

ビックリしました。

 

 

 

ご本人が夢に出てきたことも

あの風景も・・・

もしかして☆☆さんは

あの時私に別れを告げに

来たのかもしれない・・・。

 

 

 

 

夢で見た景色と

現実の景色がシンクロしたこと

誰も信じられないだろう。

・・・でも本当。

 

 

 

 

【2021年9月27日(月)】

今日の私は新型コロナウイルス

ワクチン接種 第2回目を前日に終えて、

高熱・倦怠感と格闘していた。

 

 

 

御嶽山の噴火が起こった2014年の同日から

実に7年が経過していた。

世の中は新型コロナウイルス一色で

人々の生活も大きく様変わりしている。

気が付いたら私もあと2年で生前の

☆☆さんの年齢に追いついてしまう。

 

 

そして今日は休暇で休みを取ったが、

ケータイが鳴りやまないので、

結局発熱を抱えたまま夕方から出社。

 

事務のおばさんが

「こんな高熱があるのに・・・もぉッ」と

いつものように世話を焼いてくれて

冷凍庫にあったコージーコーナーの保冷剤を

セロテープで額に固定し介抱してくれた。

 

 

 

 

☆☆さんが勤務していた会社は

後任の方がとても気配りされていて

400㎞も離れた私の勤務先へも

必ず立ち寄ってご挨拶下さり、

「おかげさまでようやく

 平穏を取り戻しつつあります」と

近況をお聞かせくださいました。

その後もいつも丁寧にお電話や

メールをいただいております。

 

 

 

 

 

 

あれから7年・・・

 

 

 

 

あの災害が起きてから今日まで、

私はまだ☆☆さんへの弔問も、

お墓参りも何もできていない。

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

認めたあの手紙も・・・

そのままデスクの中に

渡せない状態で7年間いれたまま。

 

 

 

 

☆☆さんの面影を今でも思い出す。

 

 

 

人生とは

いつ何が起きるかわからないモノ

 

 

 

 

【2014年9月26日(金)】

 

 

噴火が起きる前日の夕方

☆☆さんから頂いたショートメール

 

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私からの返信

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レスポンスよく☆☆さんより

さらにご連絡があり・・・

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このメールの中の「来週の木曜日」とは

2014年10月2日を指しています。

 

 

このメールの翌日、噴火に巻き込まれ

☆☆さんは帰らぬ人となりました。

 

 

 

 

この日から人生観に大きな変化が

出ました。

 

 

 

この☆☆さんは業務面においても

同じ営業マンとしても尊敬していて

目標・手本としていた人でした。

 

 

 

お世話になった人なのに、

もう声が届くことはないのです。

 

 

 

この出来事を機に、

駆け出しのころにお世話になった

皆さんには極力ご挨拶訪問をして

近況報告を欠かさないようにすることを

心掛けるようになりました。

顔を出せない場合はメールではなく

自筆で認めたお手紙でを出すようにしました。

 

この出来事から学んだことは

 

「人と人の間で使える時間には、

 人と過ごせる時間というモノには、

 限りというものがあり、

 それはいつ終わりを迎えるかわからない。

 この一瞬、その一瞬も完全燃焼しよう」

 

ということです。

 

 

今では初対面でお名刺交換をした方への

お礼状を含めると年間で200枚近くの

手紙を書いています。

 

物事を

「やり切ってよかった」と

完全燃焼できるように。

 

人生を

「生まれてきてよかった

 みなさんのおかげでいい人生でした」と

お礼をいってお暇出来るように。

 

 

 

 

 

あれから7年・・・

 

 

 

 

 

今日も私は幸せです。

 

2021年9月27日

     DT10㎜AUTO