前出記事で分解を終えていた
マルゼン ベレッタM93R
固定スライドガスガン・・・
・・・のマガジン放出バルブ
(;´・ω・)
ガス漏れ修理編
続きに取り掛かりますよ。
バルブシャフトにも2本
Oリングが掛かっています。
インパクトバルブ側の1本と・・・
放出口側にもあるもう1本。
この2本を外して新しいものにかけ替えます。
このように精密ドライバーでクルンとねじります。
なおこの時、力を入れすぎてバルブシャフトに
キズを付けないように要注意です。
シャフトにキズが入ったらこんどは
Oリング交換しても漏れが止まらなくなります。
そうなったら・・・部品交換です。
慎重に作業を進めていきます。
次に放出バルブ本体のOリングを変えます。
バルブシャフトの時と同様に、精密ドライバーで
このようにめくるように中に入れ、
ひねりながら取り外します。
くるりんぱ
そして購入しておいた
新しいOリングのセット
取付前に儀式を・・・
(ブシュ・・・)
封を開けたらシリコンスプレーを吹きます。
以下に新品とはいえ、「いつ製造されたモノか」は
分かりません。
こうして最初にスプレーを吹いておき
Oリングへ充分に潤いを与えます。
あとは逆の手順でOリングを取り付けて
組立て戻して完了です。
組立後の注意点ですが、
いきなりガスを入れてはいけません。
ガス漏れ修理のあとは「気密テスト」が
必要なのですが、この時、いつもの発砲時と同じ
ガスの注入方法をしてはいけません。
冷えた冷媒ガスがいきなり新品Oリングに当たると
急激な温度の低下でゴムが劣化したり、
痩せてしまったりして新品ゴム→即劣化という
サイクルを生んでしまいます。
そのため、以下のようにして
圧力を掛けていきます。
ボンベを上向きにシテ
少しずつガスを入れていきます。
この方式だと、液化ガスではなく、
気化されたガスのみが注入されていくので
新品のOリングを痛めることなく
気密テストできます。
またタンク内から外に張り付くように
Oリングをなじませるためにも、
この方式が望ましいです。
約1分間
マガジンに耳を当てても音はしない。
・・・完了だ。
そして今度はガスを本格的に注入し、
初速を測ってミマス。
0.2gでの計測結果です。
1発目
2発目
3発目
4発目
5発目
成功だ・・・
続いてもう1本のマガジンも・・・
1発目
2発目
3発目
4発目
5発目
よしっ・・・こっちも成功だッ!
というわけで、今回の経費として・・・
¥1,000(サプレッサ付きの銃本体とマガジン2本)
¥895(Oリングセット2本分)
¥1,000(パドルホルスター※M92用)
・・・しめて¥2,895(税込)で、
以下のセットが出来上がりました。
また、パドルホルスターも
M92用を加工してM93Rが入るようにしました。
仕上がりはこんな感じ・・・
トリガーのロックもバッチリかかる。
それでいて素早いドローも行える。
来週のサバゲーではコイツを使います。