先日の出張で手に入れた
初期型ガスブローバック
ドライヤーでマガジンをしっかり温めないと
ホールドオープンしてくれないという症状。
普通に撃てなくはないが、ブローバックも弱く
撃っていて楽しくない・・・。
(;´・ω・)
そこで今回はこの症状を改善する
ちょっとした工夫を行います。
今回行う工夫というのは、
YouTubeで何人かの方が動画アップしていて
特にワタシのオリジナルなテクニックや
ノウハウではございません。
今回のホールドオープンしない症状は
「ブリーチ内の気密」に原因がアリマス。
スライドの後端を親指で抑えて
意図的にブローバックの動きを制限して
トリガーを引くと、発射ガスがブリーチから
ブシューっと漏れていく・・・。
本来は指で押さえた力を押し返すくらい
ブローバックしてくれるはずなのですが、
ブリーチ内のブローバック用ガスが
ピストンカップから漏れてしまい
ガス圧を有効に使えていない。
寒くてガス圧が下がる冬はなおしんどい、
上記のガス圧ロス+気温低下による圧損。
そうするとスライドを一番後ろまで
押し切る圧力が得られない
というわけで今回は家にある材料で
ピストンカップの気密取りを行い、
ガス圧をしっかり有効に使えるように
調整を行います。
ガスアーツ
チョーセー
ワショーイ
(/・ω・)/
①スライドを分解する
今回の調整はアッパーのみですので
ロアは分解しません。
まずはフィールドストリップで
スライドを取り外します。
今回はブリーチとピストンを取り出します。
バレル回りとリコイルスプリングを
脱着します。
ブリーチの動きをチェック。
問題なく動くんだけと、
なんとなくスカスカで
ガス圧を蓄えられているような感じがしない。
真ん中の白い部分がピストンカップ
ブリーチを外して
ピストンカップを取り出します。
繰り返し冷たいガスを受けたり、
シリコンオイル切れで痩せてしまったり
ガス圧ロスの要因はいくつかありますが、
早い話がここの密着度を上げましょうって
いう事なわけです。
ブリーチ・ピストンが取り出されました。
再度手で仮組してみるが、
やはりしっかりと圧縮できていない
なんとなくスカスカしている。
このピストンカップにある加工をして
少し・・・本当に少しだけですが、
径を大きくしてピストン内での気密を
保てるように加工してみます。
まずは中性洗剤で脱脂を行いました。
なんとアルミテープ。
しかもダイソー。
ちなみにアルミテープって、よく解けて
緩々のバラバラになりませんか?
ポストイットノートの
粘着部分をこのように貼ると、
繰り返し何度も使えて、なおかつ貼るとき
はがすときがめっちゃ楽。
ピストンカップの周辺にシールを張る。
本当にごくわずか、
0.0?ミリメートルの違いですが
少しでも気密をとれるようにします。
さて・・・と・・・。どーかなー???
お!いいんじゃないか?
ゆるすぎず、きつすぎず、いい具合だ。
そしてブリーチ内にはグリスを塗っておく。
これも気密取りの一つの工夫であります。
こういった小さな積み重ねで
ガス圧ロスを防ぎます。
そしてこれが出来たら
あとは元の手順で組むだけ・・・
そして運命の瞬間・・・
バシュッ!
よっしゃ!
スライドストップバッチリかかる。
ホールドオープン問題なし。
初速を測ったケド、前回計測時より
約7~8mps程度、初速は上がっている。
前回購入直後にドライヤーでマガジンを温めて
計測した数値で同じくらいの値だったが、
今回はマガジンを温めてない。
室内の温度計では21度
とはいえ夜なので、本来はもう少し寒いと思う。
うん、初速も70mpsオーバーをキープしてる
最後でしっかりホールドオープン。
スライドストップが掛かりまシタ。
不具合アリという事で
かなり格安でゲットしたこのベレッタですが
こうして不具合を調整することでまた遊べる。
かなりお買い得な買い物が出来ました。
ワショーイ
(/・ω・)/