前出の記事で、カスタムベースとなるコクサイS&W M29セブンショット探しを開始した私ですが、この銃を探すのには骨が折れました。
だって希少なんだモン
(-_-;)
生産終了していて、しかもレアなグレード。
県内だけではなく、近隣の県にあるガンショップ・お宝ショップ・リサイクルショップを回れるだけ全てを回りつくし、ようやく4インチと6インチをそれぞれ何挺かずつ、見つけました。
うち、ベースに選んだのは6インチの7ショット。
今回の紹介記事は、いまだノーマルのまま所有している、4インチのものとなります。
まずは初速計測からです。どぞ(・ω・)ノ
弾はいつもの0.2gバイオ弾です。
1発目・・・51mps
2発目・・・53mps
3発目・・・53mps
4発目・・・51mps
5発目・・・52mps
6発目・・・52mps
7発目・・・51mps となりました。
購入後、ずっと放置しっぱなしですが、なぜか快調なこの個体。いわゆる「アタリ」だったのだと思います。若干アンダーパワーではありますが、まぁまぁこんなもんでしょう。
次に発砲→リロードです。
初速計測後の薬莢を排莢するシーンからとなります。
どぞ(・ω・)ノ
この銃はフォーシングコーンを破損してしまっていて、そっとリロードしてあげないと、部品がポロっと落ちてしまいます。そのためぎこちないリロードとなっていますが、ご容赦ください。
なお装填後の発砲ですが、ダブルアクションのキレ・・・いいでしょう?
所謂「チチバン」も完璧なのです。本当にこの銃はアタリ個体でした。
4インチのクローズアップ 行きます(・ω・)ノ
サイドビューです。
本来4インチモデルはラウンドバットでラバーグリップを装着しているのですが、別の銃にラバーグリップを移植してしまい、その銃が装着していた木製風プラグリップを装着しています。
その証拠がコレ
グリップのところに凹みあり。
自分でそうしたのに、たまにそのことを忘れて、握った瞬間、違和感でドキッとしちゃうのです(;´・ω・)
刻印は44マグナムとなっています。
本来は357マグナムの7連発なのですが、ここは仕方ないですね。
またフロントサイトはめちゃくちゃデカいです。
この通りにサイティングすると、思い切り下に着弾します(笑)
サイドプレートの刻印ですが・・・
MADE BY KOKUSAI
そしてS&Wのロゴの部分はコクサイのオリジナルのモノになっています。
シリンダーをスイングアウトしてみる。
7連発のシリンダー。きれいに357マグナムが7発収まっています。
そしてエジェクターロッドを押すと
「フルムーンクリップ」と呼ばれるパーツで、カートリッジのリム部分を加えることで、7発同時排莢・装填を可能にしています。
ちなみにフルムーンクリップを使用しなくても、シリンダー後面⇔ガス噴射口のギャップが変わらないようになっていて、カートリッジのみでも発砲できます。
このフルムーンクリップは本来セミオート用のカートリッジである45ACP(リムレス弾)などを使用できるようにするためのモノです。357マグナムや38スペシャル、44マグナムなどはリムドカートリッジなので、シリンダーに装填しても、弾がそのまま前方に抜けていかないように「リム」がその役割を果たします。
45ACPを使用するリボルバー「S&W M1917」で、同じようにフルムーンクリップが使用されています。6連発のフルムーンクリップのほかに、3発ずつ装填排莢が可能な「ハーフムーンクリップ」も存在するようです。
恐らく日本のカート式ガスリボルバーでは、この機種以外にフルムーンクリップタイプのモノ・7連発仕様のものは存在していません。
この銃に限らず、コクサイのガスリボルバーの宿命、持病と言えるのが「フォーシングコーン」の問題です。
シリンダーギャップ(シリンダー前面⇔バレル)の気密性を保つためにある機構なのですが、パーツが薄いプラスチックで形成されていて、衝撃に弱く、亀裂が入りバレルがすっぽ抜けてしまう可能性があります。
そのためスイングアウト・スイングインは、そ・・・っと行うのが、コクサイガスリボルバーと長く付き合うコツになります。
というわけで、競技に出場なさっていたリボルバー使いの方にカスタムを依頼し、しばし待つことになりました。
今後、その競技に出場したり練習したりすることになれば、この方に色々とレクチャーを頂いたり、カスタムを依頼することになる・・・ですので、私のケータイに、この方のメールアドレスは「師匠」というお名前で登録させていただきました。
こうしてPPCカスタムにのめり込んでいく日々は、トンデモナイ方向に向かっています。
オレの明日は・・・どっちだ(;´・ω・)