我が家にあるHKS製スピードローダー
うち38/357口径用のモノで、
「コレ同じモノじゃねーか?」という
疑惑が掛けられたものがある・・・。
本体の外径から
10-AとDS・・・36.2㎜
PY-Aと586-A・・・38.0㎜
この4機種がそれぞれ
「コレ同じじゃね?」疑惑が
濃厚になってまいりまシタのデス。
(;・∀・)たら~・・・
■疑惑その1■
10-A ⇔ DS-A
同じじゃね?疑惑
■疑惑その2■
PY-A ⇔ 586-A
同じじゃね?疑惑
奇しくもS&W用とコルト用、
それぞれに分かれております。
同じモノなら、違いはただ単に
ツマミの刻印だけってことになります。
さぁ・・・疑惑の核心に迫りましょう。
(; ・`д・´)
まずはPY-Aと586-Aの疑惑から。
こちら、樹脂の本体外径は
38.0㎜で全く同じ。
しかし・・・ですね・・・
この2機種には明確な違いがあったのデス。
見てクダサイ・・・ここ・・・
ローダーのセンター・・・。
こちらは586-A
先端はフラットになっていますが、
PY-Aはというと・・・
先端が尖っています。
これは・・・明確な理由があるんデス。
題材はクラウン コルトパイソン
ガスリボルバー。
同じコルトパイソンでも
・タナカワークス(ペガサス)
・東京マルイ(24連射)
は除きます。
これがパイソンのシリンダー後端。
「エキストラクター」の形状にご注目。
ここ・・・物凄く窪んでいるでしょう?
コルトパイソンはこの部分で
シリンダーをガッチリと保持していて
フレーム側のラッチピンがこの窪みに
ハマるようにできています。
当初題材にとっていた
S&W M586・・・こちらのシリンダーを
見てみますとね・・・
コルトはフレーム側に突起があって
シリンダーにハマる構造であるのに対し、
S&Wはシリンダー側に突起があって
フレーム側にハマるようになっています。
そうです。
S&W と コルトは、各部の構造や
動作が反対になっているものが多数あり、
それがパーツの形状にも表れています。
他にも違う点といえば・・・
S&W M586をはじめ、同社のリボルバーは
エジェクターロッドを固定する
「ロッキングボルト」というパーツがあり
前方と後方からシリンダーを保持していますが
対するコルトはというと・・・
前方にはエジェクターロッドを固定する
パーツというのはございません。
余談ですが「スマイソン(スモルト)」は
コルトのバレルにS&Wのフレーム・・・
そうなるとエジェクターロッドを保持する
ロッキングボルトは?なのです。
これはコクサイ スマイソンで
記事にしておりますが、
deltaelite-10mmauto.hatenablog.com
ディティントボールという
フレームとヨークを固定する
プランジャーのようなパーツがあります。
ただ単に付けりゃいいってわけでは
無いんですねぇ。
(^▽^;)
↑ 記事を書いてて耳が痛い人
そしてコルトのフレームを見ると
S&Wとは異なる極太のラッチピンが鎮座
これがシリンダー後方にガチっとハマり
射撃可能となるわけです。
このラッチピンのハマる窪みに合わせて
スピードローダーも作られており・・・
パイソンにスピードローダーを当てると
こんな感じになります。
ピタッとくっつくでしょう?
シリンダー後端のエキストラクターの窪み
スピードローダーのセンターの突起
これらがハマるようにできております。
つまり
586-A と PY-A は別物です。
疑惑が一つ晴れましたね
(/・ω・)/
で・・・今回の疑惑追及における
最大の山場・・・クライマックス・・・
10-A と DS-A・・・
この2つは586-A⇔PY-Aのような
違いはあるのか?
それとも単なる刻印を撃ち換えただけなのか?
疑惑解明の時は・・・
・・・
明日の記事でッ!
(; ・`д・´)やはりかーッ!