名銃の系譜シリーズ
記念すべき「始まりの銃」は
タカトク SS-9000でした。
2挺目はこれです。
どん
マルコシ UXスーパー9
昭和の終わりごろは
エアガンの業界にも変革期が訪れ
つづみ弾のモデルが徐々に無くなり、
周囲の友達も「BB弾」と呼ばれる
真円の弾丸を使用する銃を手に取り
鉄砲ごっこを楽しむようになりました。
いつしか「サバゲー」が活発になるにつれ
「弾をより遠くに・正確に飛ばす」という
銃本来の性能を伸ばすという点で、
各社試行錯誤を繰り返し、
その開発力を競った時代背景がありました。
そんな中、
■比類なき命中精度
■扱いやすさ
■手ごろな価格帯
■豊富なカスタムパーツ類
これらを武器に当時のサバゲーにおいて
大人気を博しました。
昭和の末期~平成初期にかけて
ボルトアクションの代名詞となり、
マルゼンからAPS-2が登場するまでの期間
長きに亘りスナイパーライフルの王として
君臨し続けたのデス。
では簡単にレビューします
■全景■
スコープを搭載しているので
雰囲気が異なるカモしれませんが
SS-9000との違いがよくわかりませんな・・・
(;´・ω・)
大きな違いはココです。
■BB弾仕様■
割箸マガジンはカスタムパーツなので
デフォルトではありませんが、
SS-9000との決定的な違いは
BB弾使用モデルであるということです。
前出の記事にも書いた通り、
7㎜→6㎜への小口径化と
弾丸の変更で、性能がグッとあがりました。
平成初期にはアサヒやJAC、トイテック
そしてMGCというトップメーカーが
「フルオートガスガン」を発売しており、
サバゲー業界も活気が出てきた中、
唯一無二の「狙撃銃」というポジションで、
単発式でありながら数多くのサバゲーマーを
仕留めてきた伝説はあまりにも有名です。
専門で取り扱うガンショップも現れ、
SAF研・高尾模型・テクニカなどは
有名なショップでありまシタ。
■ストック■
SS-9000とUXスーパー9
外観上、割箸マガジンカスタムを除くと
ほぼ違いがありません。
しかし両銃を見分けるには
ストックを確認すれば一発デス。
上の画像はUXスーパー9
下の画像はSS-9000
違いは刻印です。
1976 MODEL TM-07 MATSUSHIRO~
とありますが、
UXスーパー9は
© UNIX 1986 MODEL
となっています
これはそれぞれ製造会社である
マツシロ、そしてユニックスが
製造しているという事を表しています。
それ以外は外装品も含めて
ほぼ同一のモノばかりです。
■Fサイト■
この個体はRサイトを外して
スコープを搭載しているのですが、
Fサイトは残したままです。
これはSS-9000と全く同じです。
■バレルハウジング■
内径は異なりますが、
バレル基部もSS-9000と同じ形状。
■レシーバー■
奥側:UXスーパー9
手前:SS-9000
この銃はレシーバーがカスタムされており、
ケースレス化されていますが、本来は
ロータリーマガジンです。
こうしたカスタムパーツの豊富さも
スーパー9がライフルの王として君臨した
理由ではないでしょうか?
APS2 → VSR10の登場により
サバゲー戦場のメインではなくなりましたが、
今でも通用する基本性能を有しています。
余談ですが、割箸マガジン仕様のため
レシーバー形状が若干純正とは異なります。
ボルトハンドル側 後端には
マガジンを抑えるブラケットが付いてます。
割箸マガジン用レシーバー
ノーマルレシーバー
このスーパー9という銃は
つづみ弾→BB弾への変更という
大きな分かれ道になった銃でもあり、
初代のSS-9000とも異なる大きな
一歩を踏み出した銃でもアリマス。
SS-9000を藤岡弘、さんに例えて
記事を書きましたが、
このUXスーパー9は仮面ライダーで
例えるとするならば、V3・・・
風見史郎を演じた宮内洋さんですかね?
初代と比較的構造は似ているが
さらなる飛距離と命中精度という
ダブルタイフーンで戦場を駆け巡った。
そんな感じがします。
では続いて、発砲に移ります。
続くのデスリャー
\(\o-)へん~
(-o/)ゝしんっ!!
\(`O´)/とぉうっ!!