某ガンショップに置いてあった
タダであげます
の張り紙がされた
M4シャーマン X-3
これが沼の入口だったとは
当時、青二才だった私には知る由もない
で、2012年ごろの私は、
この某ガンショップでM4シャーマンの
タンクを手に入れたことで、あることに
想いを馳せるようになりました。
それは
「あの頃、憧れた銃を
手に取ってみたいナ」
です。
ヤフオクを見ていると、
バブル華やかなりし頃の銃が、
二束三文で手に入る様になっていたので
手に入れました。
どん
JAC M16A2
BV式ガスガン
バブル全盛期の頃
まだ「サバゲー」という言葉が
定着する前の「バトルゲーム」なんていう
言葉がサバゲーを表していた頃、
戦場で「M16」と言えば、
このJACというメーカーが席巻していました。
私が当時のサバゲーでタンクを背負い
使用していたフルオートガスガンは
・マルゼン ブラックステアー
・マルゼン UZIピストル
・トイテック キャリコM100
・FTC MP5SD3 アグレガート
あの頃、JACやアサヒを持っていたのは
裕福な人たちでした。
ガンショップに置いてあった
AR15A2 DELTA H-BARは
当時の私の憧れ、高嶺の花でした。
というわけで思い出話はそこそこに
まずはこの銃のレビューをしましょう
ワショーイ
(*/・ω・)/””
■全景(左)■
この銃は初期モデルのM16A1とは異なり、
高比重プラスチックを用いており、
重量も中々のモノです。
風合いも「使い込まれた金属」っぽい
いかにもオモチャですという感じはありません。
■ハンドガード■
妙にテカテカしていて、何となく薄汚れてる。
昔、実銃用ハンドガードを見る機会があり
何となく覚えていますが、似てマス。
こんな風合いでした。
■レシーバー■
この材質はHW樹脂です。
このころは「ヘビーウェイト」という
言葉が存在しておらず、高比重プラスチック
とかいう呼ばれ方をしていた気がする。
パッと見、マルイの電動M16A1に似たような
色合いですが、実物を見るとおもちゃ感は
まったく感じられず、むしろ本物の金属にすら
感じられます。
反対側を見てみましょう。
チャージングハンドルは、銃の発砲動作に
関係はしませんが、ライブで動くのが特長
ハンドルを引くとダストカバーが開きます。
ただしボルトは単なるカバーですので、
動くことはありません。
■アウターバレル■
刻印もしっかりと入ってます。
さすがバブル期の製品。
しょーもないところがデラックス(笑)
■リアサイト■
これもしっかりライブです。クリック感もあり
非常にしっかりとした造り込みですよ。
ただしBV式ガスガンの命中精度たるや
「サイト必要ですか?」というレベル。
うーん
しょーもないところがデラックス
(;´・ω・)
■刻印とセレクタ■
ロアレシーバーには
セレクターインジケータも
ついています。
SAFEの状態ですと・・・
つづいてSEMIにセレクターを入れると
BURSTに入れると・・・
すごいでしょ!
インジケータもしっかり動くのデス。
■ボルトフォアードアシスト■
ボルトそのものが動きませんので、
意味はありませんが、ノブ自体は動きます。
しょーもないけどデラックス・・・
(;´・ω・)
今の様にリアルなガスブロはなく、
「操作をしながら脳内で楽しむ」
これですよ、昔の楽しみ方は。
現代よりも不便ではありますが、
いい時代だったなと思う今日この頃。
■フラッシュハイダー■
バードケージタイプが装着されています。
余談ですが、JACのM16はバリエーションが豊富で
・M16ベトナム
・M16A1
・M16A2
・XM177E2
・M16A2カービン
・AR15A2
といったラインナップがあり、
それぞれ特徴をしっかり再現した
モデルが多数取り扱われていました。
この頃は「M4A1」というものが
まだ存在していない時代です。
■ストック■
実銃であればメンテナンスツールを収納する
スペースとして活用されるべき場所ですが、
現在のマルイをはじめとした電動AR15系だと
バッテリー収納箇所になっていますね。
このJACのM16ですと、ここがガス注入口と
なっています。
拡大すると・・・
( ・∀・)
( ・∀・)
( ・∀・)
( ・∀・)
ココに注入口がアリマス。
リキッドチャージはココから行います。
■セレクター■
先ほどインジケータでSAFE・SEMI・BURSTと
3ポジションを説明しましたが、実はコレ
5ポジション
なんですよ (;・∀・)!
説明しますと・・・
①SAFE
②SEMI
ココで「おいっ!」と
ツッコむ現代サバゲーマーの皆様
落ち着いてクダサイ。
続いてご説明します。
③2バースト(笑)
何と「SEMI」の位置が
2バーストなんですよ。
3バーストならわかるけど何で「2点射?」
ですよねですよね
”””(^▽^;)タジタジ
おまちかねの・・・
④3バースト
おい!イイ加減にしろっ!
( ・д・)⊂彡☆))Д´)ウッ
となりにBURSTがあるのに
1コ手前が3点バーストってなんなん?
⑤フルオート
もう何が何だか・・・
(-_-;)
実はJACのM16は前期型と後期型で
若干内部メカに変更があり、
前期型はセミフルのタイプが主流。
後期型は上記の画像の通り5ポジション。
トリガーとシアに段々が付いていて
サブチャンバーの前後をカウントし、
機械的に発射を制御しているPB式と
呼ばれるタイプがありました。
では、このJAC M16A2を発砲して
初速計測を・・・
・・・行えません。
いつもなら
続くのデス( ˘ω˘ )とかなるのに
今回は「行えません」
どゆこと?
この銃、ぶっ壊れてんの?
違います。
BV式ガスガンの
「ある特性」がもとで、JACの銃は
「ノーマルのまま撃てる状態ではイケナイ」
のです。
次の記事では、
私がハマった沼、
BV式ガスガンの難しさを
説明するのデス。
(;´・ω・)
沼ですよ沼・・・