ワタシのデスクの右横
壁の付近にはAR15が多数立て掛けてある。
これは第4章の中で触れた
・JAC沼
・外部ソース沼
・DELTA H-BAR沼
の時に取り扱った銃たちが
サブチャンバーを外されて発射不能となり
パーツ取り若しくは復活の時を待っている
言わば「湿地帯」とでもいうべきか・・・・
(;´・ω・)
実はこの中に、第5章でゲットした
とあるカスタム銃が眠っている。
この銃はある理由から
サブチャンバーではなく、
エアスイッチを取り外して
発砲できないように処置してある・・・。
その銃とはコレ・・・
どん
JAC M16A2
BV式ガスガン
ですが・・・
M16A2の刻印・・・
特に不審な点などはない。
カスタムを感じさせるような
そういった箇所は見受けられない。
外部ソース入力用のホース。
劣化が進み白化してきた・・・
多分圧力を掛けたら・・・逝くな・・・
これが取り外したエアスイッチ・・・
外部からエアを入れても、
レシーバー内から漏れるだけ・・・
カスタム銃・・・って、
一体どういうことなのか?
反対側のビューに答えがある・・・
銃を反対から見てみる・・・
ストックに何か貼ってある・・・
貼ってあるシールには
何か書いてある・・・
ズームすると・・・
BATOLU KING
CRAFTMAN-SHIP
TECH-NICA
そうです。
往年の名銃 スーパー9のカスタムを
嘗て取り扱っていた、あの「テクニカ」が
制作したカスタム銃だったのデス。
にしても・・・
たぶんバトルキングって命名したのでしょうが
「戦闘の王者?」
もし戦闘を意味するのならば
BATTLE・・・〇
BATOLU・・・▲
なんでなん?
これは何かの頭文字なのかな?
それともただ間違えたのか?
謎だ(;´・ω・)
で、通常はサブチャンバーを外して
発砲できない処置をするのに、この銃について
エアスイッチを取り外して処置なのか・・・?
それは
このBATOLU KINGは
「サブチャンバーHOP」を
内蔵しているから!でアリマス。
・・・。
・・・・・・。
サブチャンバー
HOPってナニ?
(;´・ω・)
ですよね(汗)
BV式ガスガンの構造と
HOPの仕組みを解説します。
棒で指した部分がサブチャンバーの位置。
ここで蓄圧されたBB弾が発射されるのですが
当時のHOPUPシステムのほとんどは
この棒で指した位置付近にあります。
KM企画の「SCS(スピンコントロースシステム)」に
代表されるようなHOPUPシステムの殆どは
現代のガスリボルバーなどで見られる
いわゆる「つまづきHOP」というもので
BB弾が進みだした後にスピンドライブをかける
システムです。
対してこの
サブチャンバーHOPとは・・・
サブチャンバーそのものに加工がしてあり
BB弾が蓄圧→前進するその直前の過程で
スピンドライブをかけることが可能で
非常に安定した弾道を得ることができます。
セッティングが決まると、
「うそー!なにこれー」と
JACのじゃじゃ馬ぶりを知っている人たちは
驚くことになります。
ちなみにサブチャンバーとBB弾の動きについて
ユニット内では何が起こっているのかを
解説しますと・・・
銀のパーツがサブチャンバー
サブチャンバーの前面銃口側にはOリング
BB弾は画像の下から上に向かって
給弾されていきます。
フォロワーによりサブチャンバーの穴から
BB弾が進入していきます。
BB弾はいったん画像の位置で保持され、
後方からエアを送られて内圧が上がると
銃口方向へ押し出されていきます。
内圧が上がると前方に卵を産むように
ポンッと飛び出していく。
そしてバレル通過時に、中間へ設けられた
HOPラバーにぶつかり、スピンドライブを加えられ
揚力を得て遠くに飛んでいく・・・です。
そしてこちらが
HOP仕様のサブチャンバー・・・
こちらはノーマルサブチャンバー
違いを見てみると・・・
Oリングの当たる部分に
突起が付いているのがわかりますね。
この部分です。
もうお分かりですよね!
つまりOリングの上面に突起を差し込み
わざとBB弾の抵抗となるように組付け
BB弾が進むのと同時にスピンドライブが
掛けられるような仕組みというわけです。
上から見ると、こんな感じになります。
Oリング状に突起が乗っているのが
ご覧いただけますでしょうか?
組付けのイメージです。
この突起によりOリング上面は
現代電動ガンやエアガンのように突起を作り
BB弾にスピンドライブがかかるのデス。
この銃も銃刀法対策として発砲できない処置をし
保管状態が長く続いております。
本来は早くレギュレータを内蔵して
撃てる状態にしてあげたいのですが、
忙しさに感けてつい後回しに・・・。
ちなみにこの銃は行きつけのガンショップで
発見し購入しました。
店長さんは往年のサバゲーマーでもあり、
当時の事情や背景に精通していて
わかりやすく説明してくださる方です。
購入後、発砲してみて
ものすごくキレイな弾道と
快調な作動であったことを伝えると
「よかったですね!大切にしてやってください」と
仰って下さいました。
今はまだ改修に手が入っていませんが
後ほど小型レギュレータを内蔵して
元気に発砲できるように仕上げます。
仕上げた際には、
弾道レポートなどもアップしますので、
ご期待ください。