ここまで東京マルイ製品を中心に購入してきましたが、今度はこの銃を買いました。
ドンッ!
マルゼン
「レミントンM870ウイングマスター コンバットバージョン」
この銃は今から30年前にアメ横にあったホビーショップで購入しました。
先述の東京マルイ製品もそうですが、ガンラックで飾っていてもうほとんど手に取ることがなくなってきた銃の一つです。それは
「撃った瞬間・・・もしくは操作した瞬間に壊れてしまうカモしれない」という最悪のケースを考えてしまうからです。
ですので昭和の銃たちとの触れ合いはある意味「一期一会」的な側面があります。
では恒例の初速チェック・・・
と思ったら
「ショットシェルがないっ!」
やばっ・・・引っ越しの時、収納にしまっちゃった(笑)
実はこの銃、マルゼンのレミントン黎明期のもので、現在のM870やM1100といったモデルとはショットシェルの大きさが違うのデス(;´・ω・)
というわけでショットシェル探しが始まりました。
一時間後・・・
この箱の中にありました。
それにしてもこの箱・・・
懐かしい・・・
ストレイト ピッカ弾0.3g
東京マルイ マグナムキャップ7㎜
・・・てか、まだ使えるのかなコレ・・・
コレわかります??
マルシンの「SMブルー弾」というBB弾で、一時期の同社ガスリボルバーはこのBB弾専用に作られていて、マルシン製以外のBB弾よりほんのわずかに大きくできているので、カートリッジのパッキンも、バレルもそれに合わせて大きくなっているのです。
そのため、ヤフオクなどでも「古いものなので弾ポロします」という不具合を記載されて出品している方が多数いらっしゃいますが、実は不具合ではなく、もともと通常のBB弾より径が大きいから・・・そういった症状がでてしまうのです。
今ではマルシンも通常の大きさのBB弾を用いるようになっていますので、もうこのBB弾は製造していません。そのため見つけたら買っておくようにしています。その名残でした。
??0.17g??
中途半端な・・・
実はこれ以外にも0.36g 0.43g といった超重量弾もこの中にあります。
この後のブログ記事で紹介する銃の中に、マルコシ「スーパー9プロ」が出てくるのですが、この銃で初めてHOPUPを搭載しました(平成2年頃だったと思います)。
そのころのHOPUPはOリングやつまづき型HOPがほとんどで、異常なほど弾にスピンがかかるため、どうしても重量弾を使用する必要があったのです。
そのあと私はしばらくこの趣味を中断していたので、弾だけが残った・・・のです。
こんなものまで・・・
コクサイM36チーフスペシャル用 スピードローダー
これは近くのリサイクルショップで見つけて購入しました。当時の販売店さんの値札がそのままついてますね。
やれやれ
本題の初速計測と観察に移れます。
冒頭に「ショットシェルの大きさが違う」と書きましたが、比較してみると
こんなに違う・・・
初速計測にあたりBB弾を込めると
弾の保持位置がすべて違うし (;´・ω・)
ま、そこまでの性能が期待できる銃でもないので、壊れないことを祈りつつ、ショットシェルを装填 → 初速計測にかかります。
その動画がこちら
0.2gバイオ弾で訳60mps となりました。
あの時代のエアコッキング式で箱だしノーマルにしては
そこそこのハイパワーだったと思います。
この銃を購入した時代は「ケースレス時代」といって、それまでつづみ弾式のものは、カートリッジ(ケース)の弾頭部分に弾をセットし、それを装填して発射 → 排莢というシステムが主で、実はBB弾だけで撃てるシステムは「ケースレス」と呼ばれ、当時画期的なシステムだということで撃ちあいにもてはやされたのだとか。
過去にYouTubeでアップしている方もいらっしゃいました。
ファルコントーイ(のちにFTCへと改称)というメーカーさんがMP5やコルトウッズマン、タカトクトイス(のちにUNIXやマルコシが生産を引き継ぎ)ではUXシリーズで、UX-5・スーパー7・スーパー9、そして名機スーパー9プロと、薬きょう+つづみ弾というシステムのエアガンが発売されていました。
で、そんなケースレス時代にも関わらず、つづみ弾タイプですでに発売済みだったレミントンをBB弾タイプに改良されて発売されたのがこの銃です。
本当はフォールディングストックがついているのですが、わけがあり、一時的に取り外しています。
理由はこちら ↓
現代版(といっても古いケド)レミントンにもこのフォールディングストックが装着できるのかどうかをテストしていました。ばっちりつきました。
フォアグリップは樹脂製ですが、ブラックは引き締まって見えてカッコイイです。
個人的にはワタクシ、木製ストックのボルトアクションもブラックで塗ってしまうタイプですので、とてもこの風合いが好きです。
↓マルゼンのロゴ↓
↓ チューブマガジンの装填部 ↓
↓ 刻印 ↓
あの頃、刻印をチョークやクレヨンで白く塗るのがマイブームで、その名残が残っています。
今でもしっかり動きましたね!先述の東京マルイG3A3でも思いましたが、ニッポンの技術はすごいの一言に尽きます。
モノづくりに掛ける思いでしょうね。時代に期待を寄せる思いがあったから、こうしていいものがたくさん生まれたのだと思います。
もちろん今の時代の銃も楽しませていただいていますが、その黎明期・発展途上期を支えてくださった当時のメーカースタッフの皆さんに感謝ですね。