DT10mmAUTOの日記

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フルオートガスガンの3挺目 ~FTC MP5SD3 Aggregate(アグレガート)~

今回紹介する銃はこちらなんですが・・・

 

どん

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FTC MP5SD3 アグレガート

装弾数約55発

 

平成3年頃に発売されていた銃で、BV式ガスガン全盛期の頃に、高い命中精度を持っていたフルオートガスガンです。

 

こいつものようにクローズアップと初速計測を…とまいりたい次第ですが、初速規制改修のための小型レギュレータ組込に際して、どうも何かミスったようで

 

σ(^_^;)

 

スゥ〜〜〜〜〜・・・

 

マガジン挿入部からエア漏れしてました。

 

あとでもう一度組み直さなきゃと思ったのですが、この銃はBV式ガスガンの中でも特に組み立てが複雑で、夜中だったため、またバラしてやり直しするのも面倒になってしまい、修理は後日に回すことにしました。

 

というわけで今回は機関部からエア漏れしたままの計測となってしまいましたが、まずは初速計測から、どぞ。

 

www.youtube.com

 

 初速的にはまぁこんなもんでいいカナ。

にしてもサイクルが早い(*'▽')ウワォ

 

電動ガン主流の現代では、こうした銃声を耳にすることはほとんどなくなりましたが、BV式ガスガン全盛の時代では、こうしたエアの炸裂音・強烈なサイクルでした。

特にサイクルについては秒間30発前後は普通でした。

しかし、 この銃の装弾数が約55発ですから、トリガーを引きっぱなしにすると2秒持たずに弾が尽きることになります。ですので、敵を見つけるまでとにかくジリジリと動く隠密行動が多くなります。またサプレッサを装着すると高音がかき消されるので、本当に居場所がわからなくなります。

 

次にこの銃のクローズアップです。

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ココにメーカーの刻印があります。「FTC」です。

なぜこの銃を購入したのかというと、当時の「GUN」誌で掲載されていた特集がきっかけなのです。それはこの銃の命中精度についてでした。

 

新モデルが発売される時、 紙上で色々とクローズアップされて紹介されるのですが、その時に試射してその集弾性をテストするというコーナーがあったのですが、取材時に「いつもの5mによる集弾テストだと弾がほぼ1点に集中してしまい、テストにならないので、今回は8mによる集弾テストを行いました」という但し書きがついていました。

 

実際にガンショップへ行き、この銃を手に取ると、マルイとは全く違う質感と重さ、そして誌面での高評価レビューもあり、即購入となりました。

 

この銃はBV式ガスガンとしては比較的後発な部類なのですが、特徴として、セミオートとフルオートの発射機構が独立して別れている構造を持っています。

セミオート・・・インパクトバルブにより確実な単発発射

フルオート・・・BV独特の高サイクル

 

この銃のセミオートは、トリガーを引くとガスルートからピンが突き出てきて、弾を確実にチャンバーへと送り込み発射します。

これがアサヒ・JACの方式ですとサブチャンバーがこのピンの役割を果たすのですが、特にJACの初期のM16シリーズはこのセミオートの作動が不安定で、トリガーワーク次第で2バースト・3バーストとなってしまい、セミオートによる狙撃はほぼ不可能でした。ですが、このアグレガートは確実でキレのあるセミオートを実現しています。その分、分解→組み立ては面倒なのデス。

 

あと特徴的なのが、給弾方式です。

ドン。

 

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 右の突き出したパイプが給弾口でリップがついていて弾が飛び出さないように保持する仕組みがわかると思いますが、左の約㎜3前後の小さなパイプ・・・これは??

 

実はこの左の細いパイプは「エア給弾用のエア(ガス)ルート」です。

このマガジンの中のチューブは給弾口からUの字になっています。

チューブエンドは細いパイプにつながっていて、マガジンを挿入すると、銃よりここからエアを送り、BB弾の給弾をアシストするという機構が備わっています。

 

エア給弾はコクサイのM16BVやアサヒのFNC・スーパースターリングなどでも見られた方式で、マガジンを密閉しなければならないBV式ならではのシステムと言えます。電動ガンではまったく意味のない機構でありますが(;´・ω・)

 

こうして古い銃を取り出して発砲すると、あるあるなのが、不調で思った通りにすぐに撃てないので、修理調整に数時間・もしくは数日間、そして発砲はたったの2秒間(笑)今現在では、非合理的そのものですが、あの頃はなぜかそれも含めて楽しかったというのが不思議ですね。

 

後程この銃もエア漏れの原因を特定して修理しなければなりません。

「2秒間」の発砲時間のために数日?もしくは着手が遅くなれば数か月数年かかるかもしれませんね。いつになったら終わるのやら・・・

やれやれ(;´・ω・)