MGC S&W M29 PPC6.5インチ ラウンドバレルを探す旅が始まり数か月、都内のガンショップに立ち寄った私は、ある商品をみて、一瞬足が止まりました。
「見つけた!」
(; ・`д・´)! ・・・でも
・・・あれ??何か違う気がする
旅の途中で、出会った銃・・・
これも「PPCカスタム」なのですが、お目当ての沖田刑事が使用していたラウンドバレルではありませんでした。
その銃がこれ
どん
コクサイ S&W M29 custom 「SATAN」6.5インチ
モデルガンです。
店頭でこの銃をパッと見た瞬間、さすがに固まりました。
だってパッと見た感じ、すごく良く似てましたから。
この銃は当時MGCと双璧をなしていたモデルガンメーカー「コクサイ」が発売していたモデルで、ラウンドバレルの「サタン」スラブバレルの「デビル」と2種類がそれぞれ6.5インチ・8.375インチのラインナップで発売されていたようです。
沖田刑事の使用していたPPCカスタムはラウンドバレルで、6.5インチ、ここはこのSATANも同じなのですが、違う箇所がいくつかあります。
【フロントサイトが違う】
この品はジャンク品として売られていたので、中のピンは無くなってしまっていますが、距離ごとにフロントサイトの照星の高さを変更することができるようになっています。これはMGCのM29 PPCカスタムにはついていない機能です。
【刻印が違う】
お目当てのカスタムとは異なり、こちらは
「M29 CUSTOM 44MAG SATAN」となっています。
そして元々アンダーラグを装着していたので、ここにねじがついています。
【グリップも違う】
お目当てのPPCカスタムは木製グリップでしたが、コクサイのSATANはパックマイヤーのラバーグリップが標準装備。これもお目当てのモノとは異なりました。
マズルはさすがラウンドバレルのPPCカスタム、迫力があります。
いたるところ塗装ハゲしてしまっています。
リブサイトも塗装がかなりハゲてきています。
刻印には「MODEL OF 1981」と、1981年頃のモデルであることがわかります。
この銃を購入し、アンダーラグを外して、あとは木製グリップを探して装着すれば、MGCのM29 PPCカスタムラウンドバレル風になるかなとおもい、この銃を握って構えてみて、気分は沖田刑事・・・
・・・にはなれませんでした。
(;一_一)
正直なところ、この銃を入手した時は、PPC探しを終わりにしようと思っていたのですが、SATANを握って構えてみても何か違う・・・そうなんです。
オキやタイショーの
気分を味わえないのです
妥協していることが頭をよぎってしまい、ワクワク感はわいてきませんでした。もちろんこのSATANという銃も大変すばらしい貴重なモデルなので、今も保存していますが、やはり「本物」を探すことがあきらめきれず、引き続きあてのない旅に出ることにしました。
んで、
このSATANのオチ・・・
後日、また同じお店で程度のイイ出物があったので、もう一挺買っちゃいました。
だって
カッコよかったんだもーん
(*'▽')
好きすぎて「・・・PPCカスタム」