DELTA H-BARの記事が続きましたが、
締めくくりにこんな記事を・・・
どん
GUN誌
1987年12月号です。
この号はAR15A2 DELTA H-BARの
特集記事が掲載されていました。
JACのガスガンと同じ
メダリオンとレシーバーのエンブレム
AR15A2 H-BARという
「DELTA」の無い型式のモノもあったようで
この「DELTA」の記載があるものというのは
コルト社が1987年頃から新製品の一つとして
デルタシリーズと呼ばれるもののようです。
私の愛銃でもあるデルタエリートも
このシリーズの一つだそうです。
このDELTA H-BARが目指したものは
対テロ用ウェポンの
「ポリス用スナイパーライフル」
そういう事らしいのですが、
特にこの銃専用のカスタムやチューンは
施されておらず、チークパッドと
タスコ社製のスコープ、そして
メダリオンとエンブレムくらいしか
ノーマルとの違いは無いそうです。
従来品のAR15A2 H-BAR(DELTAなし)と
違う点は・・・
■アルミニウムのアタッシュケースに入り
■スリングが取り付けられている
■3~9×40のタスコ製スコープ付き
■チークパッド付き
だそうで、よく見てみると
特にカスタマイズ・チューンは
されていないにもかからわず
価格は
AR15A2 H-BAR・・・808$
AR15A2 DELTA H-BAR・・・1300$
(;´・ω・)まぢですか・・・
またこの銃の目指すところである
「対テロ用のポリススナイパーライフル」
これについても記事で言及されていて
このDELTA H-BARでは1MOA以下にならず
バレル交換などで命中精度を上げたとしても
セミオートによる制度は3/4MAO程度。
ボルトアクションであれば、その精度は
1/2MOAも普通だそうで、
これではセミオートとしても
人質を取った場合の標的を狙撃するには
一抹の不安が残る・・・だそうです。
なおこの記事の水色のシャツを着たオジサンは
警察の方だそうです。
この記事の末筆にもありますが
「デルタ」はコマーシャルモデル・・・
特殊部隊「デルタフォース」の
専用モデルというわけではないようです。
また文面をよく見て
筆者の言いたいことをまとめると
・程度の割に高価
・結局商業的な意味合いの「DELTA」
・セミオートでもさほど高精度ではない
・これならDELTAなしのH-BARに
いいスコープを搭載した方が安上がり。
すごい言われようだ・・・
(;´・ω・)
私の大好きなDELTA H-BARでしたが、
実銃の世界ではあまりよい評価では
無かった様です。
とはいえ、この三角のエンブレムに
恋焦がれ、想いを馳せた熱い時代の
忘れ形見がAR15A2 DELTA H-BAR・・・。
私のガンロッカーの中で
いつかサバゲーに出撃するその時を
ジッと待っているのデス。
だからDELTA H-BAR、
オレはいつか必ずお前を
フィールドに連れて行くからな・・・