先日は先行して開封動画をご覧頂きましたが
本日は各所のクローズアップデス。
モデルガンのタカ・カスタムについては
色々な方がすでにクローズアップ済みで
斯く言うワタシもすでに過去には
タカ・カスタムをこれでもかというくらい
レビュー済みの身でございマス。
で、今回は何が号外なのか?
クローズアップして紐解きましょう
ゴーガーイ
ヒモトーキ
ワショーイ
(/・ω・)/
■外観■
このタカ・カスタムが特別なのは
仕上げの各所に表れています。
市販の量産型タカ・カスタムとは
訳が違うのデス。
まず目を引くのはスライド側面の
ブルーイングデス。
確かにきれいな仕上ですが、
これだけを以てトクベツというのは
大げさですね。
■フロントサイト■
実はここからして量産型タカ・カスタムとは
全く違うのデス。
量産型タカ・カスタムはドーブテール型の
フロントサイトなのですが、
この個体はフィクストデス。
■リアサイト■
ノバックサイトだケド
何かちょっと小ぶりだな・・・。
そうお気づきの方はいらっしゃいましたか?
そう・・・小ぶりなんです。
しかも・・・
後方から見てみると
そもそもスライド自体がノバックを搭載する
土台のカタチをしておらず、トップのアールは
残ったまま・・・つまりこれは
「なんちゃってノバックサイト」なのデス。
おいおい!特別なタカ・カスタムなんだろ?
それなのになんちゃってとは何事か!
(;・∀・)
いやいや・・・違うんですってば
あとで説明しますよ・・・。
■刻印■
量産型タカ・カスタムには
シリーズ80の刻印が施されており、
WAのワイルドホークも同様です。
しかし特別だトクベツだと騒いでいる割に
なんちゃってノバックだったり、
刻印がなかったり・・・
おいおい・・・
これトクベツなタカ・カスタムじゃなくて
なんちゃってタカ・カスタムじゃないのか?
(;・∀・)うっっ
次行きます・・・次っ!
■トリガー■
サイドポリッシュされています。
形状はシリーズ80のものデス。
■ハンマー■
こちらもトリガー同様で
形状こそノーマルであるものの
サイドポリッシュされている。
■サムセイフティ■
ロングサムセイフティが搭載されています。
これは確か量産型タカ・カスタムも
同じだったはず・・・。
■グリップ■
パックマイヤーのGM45が装着されていますが
メダリオンがコルトに変わっています。
つまりコルト純正パックマイヤーです。
■メインスプリングハウジング■
実はこの銃・・・
ただのタカ・カスタムではなく、
ある秘密を持っています。
その証拠がココ!
メインスプリングハウジングに
表れています。
ステッピング加工。
これは旭工房のタカ・カスタム、
実プロップに施されていた加工と
全く同じように施されているのデス。
で・・・ここでこんな声も・・・
ブルーイングがされてて
ステッピングくらいなら
チョッと器用な人なら
出来るんじゃない?
本当に旭工房製かどうか
あやしいモンじゃん?
でしょうね
(;´・ω・)
しかし!
これが恐らく動かぬ証拠に
なるのだろうと思います。
どん
■トリムライン■
タカ・カスタム・・・
この個体はRタイプと呼ばれており
映画のタイトル別に・・・
■Rタイプ・・・リターンズ
■Fタイプ・・・フォーエバー
■05タイプ・・・まだまだ
■verSARABA・・・さらば
・・・と4つのタカ・カスタムが
存在しています。
Rタイプのアイデンティティの一つに
スライドのトリムラインが挙げられますが、
次の写真を見ていただきたいです。
サイトピクチャーのモノトーンですが、
こうして見るとトリムラインが後ろからも
クッキリと見えますね!
このタカ・カスタムが
トクベツである所以の一つがココ
トリムラインの切削角度デス。
旭工房さんのHPでも記載されていますが
・Fサイトがフィクスト
・メインSPハウジングのステッピング
・トリムライン断面が垂直
これらが量産型タカ・カスタムとは
決定的に異なるところだそうです。
で・・・
この個体はスライド刻印が・・・ナイ
という事は、旭工房製のプロップガン
「発砲銃」である可能性が高いです。
更にこの個体ではリアサイトが
ノバック形状をしてはいるものの
ノーマル形状のスライドに、
小ぶりなサイトを搭載していますが、
これも理由があるようで・・・
①スライドの強度を落とさないために
開口の大きいノバック用スライドではなく
フィクストサイト用の開口の少ないスライド
②万一ブローバックの衝撃で
リアサイトが役者さんの顔に飛んできても
大きなケガや事故に繋がらないよう、
小ぶりなリアサイトにしてある
というものだそうです。
これらすべてを勘案し、
この個体が旭工房製のカスタムガン
「タカ・カスタムRタイプ発砲銃」
・・・である可能性が高いタカ・カスタム
という事になります。
実はこのタカ・カスタム・・・
オークションのスタート価格は¥1,000。
おまけに出品タイトルには、
タカ・カスタムとも旭工房とも
全く謳われていませんでした。
出品者さんをお調べすると、
地域で営業しているリサイクルショップ店で
あるという事が分かりまシタ。
恐らくこの出品者さんは、
この銃を単なるモデルガンと思っていて
本来この銃が持っている価値を
ご存じなかったのだと思います。
というわけで、紆余曲折を経て
ワタシの手元にやってくることに
なったのでアリマス。
2021年、号外記事がいっぱい出て
今年はさすがにないだろうと踏んでいた
しかし・・・
今年もタカ・カスタムがさらに2挺
自宅のガンロッカーに収まることになった。
そして何ゆえにこの無刻印発砲銃を
手に入れようと思ったのか・・・。
後程記事に致します。