平成初期の頃、夜中のテレビではごくまれに東映Vシネマを流していることがあり、当時、たまたま夜更かしをしてテレビを見ていた私の目にある俳優さんが映りました。
仲村トオルさん。
ビルの屋上で缶コーラを飲みながら煙草に火をつけ、イヤホンで無線を聞いている仲村トオルさん。
ハーモニカのBGMが流れる中、無線からオトコの声が聞こえる。
「全て計画通り進行中・・・」
「・・・まもなくそちらの視界に入る。準備を開始してくれ」
そう無線から指示が出ると、返事代わりに無線のボタンを2回押す
「プスッ・・・プスッ・・・」
吸っていた煙草をコーラ缶のプルタブに差し込むと、彼は黄色いサングラスを掛ける。
「なんだ??何が始まるんだ?(゚Д゚;)」
おもむろにライフルを手に取る・・・それはスコープを搭載したM16A1。マガジンを装着し、チャージングハンドルを引いて初弾を装填。
そのシーンに引き込まれて画面を食い入るように見てしまう私。首都高の渋滞にはまっている国会議員の秘書をそのM16で射殺するというシーンから、その物語は始まりました。
この作品のタイトルは
「狙撃~THE SHOOTIST~」
なんとこの作品が夜中にテレビで流れていたのです。
ワタシはそっこーで録画を開始し、その続きをみました。この物語は、元警察官の主人公:松下が、同じ警官時代の同僚:深澤とコンビを組み、殺しを請け負い狙撃するというものなのですが、この作品は1~完結編まで全4作あります。
最近DVDで1~完結編までをセットで購入しましたが、もともとはVHS版で保存していて、テープが擦り切れるまで何度も何度も見ました。銃が登場するシーンは一時停止したりスロー再生したり、モデルは何か?リロードの仕方やスライドの引き方、ハンマーコックの仕方や残弾確認など・・・すべてがスタイリッシュでカッコよく映りました。
この作品で、主人公:松下が要所要所で使用するのがボルトアクションライフルなのです。このボルトアクションを用いてターゲットを狙撃するまでの準備が・・・
・バイポットを展開
↓
・ライフルを地面にセット
↓
・スコープを除いて、ターゲット位置を確認
↓
・ハンドルを跳ね上げ、ボルトを引き、チャンバーをオープン
↓
・ポケットから弾薬を一発取り出し、チャンバーにセット
↓
・ボルトを閉鎖して、構える
(*‘∀‘) か・・・かっちょええ・・・♬
こうしてすっかりとストーリーにのめりこみ、私もスナイパーを目指したくなりました。その後、マルコシのスーパーX(グランデじゃない、前のモデル)を購入しました。
あれから27~28年くらいでしょうか?気が付いたらガンロッカーはこんな状態。
ボルトアクションだらけ(;´・ω・)
あの時みた、ボルトを引くところから発射までのシーンがカッコよすぎてたまらなかったのです。ただしあの頃は弾が出るボルトアクションと言えばスーパー9・スーパーXくらいでしたので、Vシネマの主人公になりきるにはモノが違いました。
1作目・・・モーゼル98kスポーター(木ストック)
2作目・・・モーゼル98kスポーター(黒ストック)
3作目・・・M16A1でしたのでボルトアクションは登場せず
4作目・・・二式スポーター
これらが主人公が使っていた機種です。
気が付いたら物語の登場人物になり切りたくてこんなに集めてしまったのデス。
これからは、ここにあるボルトアクションのクローズアップも行います。